JUCE 社団法人 私立大学情報教育協会
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平成16年度 受賞者 戻る
文部科学大臣賞 (1件)
eラーニングのインストラクショナル・デザイン〜経済学の事例〜
帝塚山大学 中嶋 航一 氏  
帝塚山大学 堀 真寿美 氏  
受賞理由    
  本研究は、eラーニングシステム「TIES」(タイズ)を活用した、学生の学力や学習意欲の多様化という大学が抱えている課題を克服する画期的な取り組みである。学生一人ひとりが教員との信頼関係を築きながら学習意欲を高めるため、予習復習、テスト、コミュニケーション、授業アンケートなど自己学習の仕組みを設け、学生に合わせた学習環境を提供している。また、他大学との連携により豊富な教材や講義を共有できる他、社会支援による生の授業を導入することにより、学生の興味を引き出し現実感覚を持たせるなど、通用性のある教育を実現している。この取り組みは、今後の大学教育に共通の課題である学習の動機付けを克服する上でも極めて有用なシステムであり、他大学のあらゆる分野にも活用できることから、その意義は大きく、ファカルティディベロップメントの面から抜群に評価できる研究である。
私立大学情報教育協会賞 (1件)
サイバーキャンパスを利用した薬学アーカイブス学習
明治薬科大学 梶原 正宏 氏  
明治薬科大学 向日 良夫 氏  
明治薬科大学 日野 文男 氏  
明治薬科大学 高取 和彦 氏  
受賞理由      
  本研究は、授業で使用するデジタル教材のアーカイブス化を手軽に実現させたe-Learning教材作成の取り組みである。教員が授業中に文書やスライド、写真などのデジタルコンテンツに手書き入力した電子黒板、音声、練習問題を蓄積することにより、いつでも授業を再現でき、学生の自宅学習、教員の授業への自己評価も可能にしている。また、簡単な操作で授業と同時進行でアーカイブス化できるよう工夫されているため、多くの教員から教材が蓄積されており、教材数が約500に上っている点も評価できる。
奨 励 賞 (1件)
オリジナルe-Learning中国語教育の試み
愛知淑徳大学 馮  富榮 氏
愛知淑徳大学 杜  英起 氏
受賞理由  
  より速く中国語を習得させることを目的として、学習意欲を損なわずに繰り返し学習できるよう工夫されたe-Learningシステムの取り組みである。教員の発音と録音した自分の発音との比較、中国語の発音記号(ピンイン)や日本語訳の表示選択、穴埋め問題、ゲーム感覚を取り入れた練習問題など、様々な機能を設けることにより、学生の学習意欲を高めながら効率よく教育効果を上げることに成功している。今後の機能の充実や中・上級者向け教材の検討などが期待される。


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