賛助会員だより

シャープシステムプロダクト株式会社

独自ソリューションを用いたシステムインテグレーションの事例

　シャープシステムプロダクトは、大学のご要望に合わせたソリューションを組み合わせたトータルシステムを構築しています。以下に、特に特色あるシステムを構築させていただいた例を紹介します。

全学コンピュータシステムにおけるソリューション：創価大学

１．印刷管理ツール「PCPC」

　当社独自の学校向ソフトウェア「PCPC」による印刷管理機能を提供しています。印刷枚数を自動記録し、設定枚数に達するとそれ以上印刷ができないような仕組みになっています。今回の更新では、大学側でWindows/LinuxのDualboot PCを多数導入したため、Linuxからの印刷も管理対象となるよう、PCPCを特別対応しました。

２．「DHCP認証G/Wサーバ」

　新システムでの無線APの学内各所への導入に合わせ、各APや情報コンセントを認証系VLANとして統合し、基幹側のDHCP認証G/Wサーバでセキュリティを実現するシステムを構築しました。この際、特別な認証系スイッチを導入せずに、VLANタギング機能を持つ既存スイッチを活用して認証系VLANを構築し、同サーバの機能により、無線LANや情報コンセントから接続したユーザは、学内Windows認証とリンクしたWeb GUI上でログインしなければ学内LANにはアクセスできない環境になっています。

３．教室系ＰＣの運用管理機能

　従来から提供していた運用管理機能を、Windows/Linux Dualboot PCにも対応するようにバージョンアップしました。

（１）起動時メッセージ表示機能
　端末の起動時にメッセージウィンドウを自動表示し、センターからのお知らせ等を表示。

（２）放置PCの自動ログオフ機能
　一定時間キー入力のない端末は、確認メッセージを表示の上で自動的に強制ログオフし、通常待機状態であるログイン画面に復帰。

（３）PC自動シャットダウン機能
　通常、一般開放しているPC教室の端末は、教室クローズ時刻に合わせて自動的にシャットダウンし、加えて使用中の端末も警告メッセージ表示の上で強制終了させる。

（４）出欠記録機能
　PC教室内のログオンユーザ名を収集し記録する出欠機能をWebベース化し、さらにWindowsとLinuxが同時混在した環境でも機能するようにバージョンアップ。