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デル株式会社

国際基督教大学(ICU)、デルの「Dell ThinPC」約330台による学生用のPC環境を構築。個人情報保護やウィルス対策、管理の利便性の向上と省力化、コスト削減を実現



 国際基督教大学(ICU)は、学生が利用するコンピュータルームと図書館に、デルのハードディスク非搭載PC「Dell ThinPC(シンPC)」約330台による “シンクライアントシステム”で、学生が利用するPC環境を構築しました。
 ICUが「Dell ThinPC」の導入で目指したのは、セキュリティやシステム保護の強化と、ソフトウェアの更新作業、利用環境の変化にすぐ対応できる高い利便性・柔軟性、さらに導入・運用コストの削減です。

 これまでICUでは、1台のPCで複数のOSを起動・利用できるよう仮想化ソフトウェアを導入し、またセキュリティ強化と安定稼動のためにシステムの変更を簡単に受け付けない仕組みを用いていました。しかし、OSの修正やウィルス定義の更新、新しいアプリケーションの導入やプログラム変更にすぐ対応できず、柔軟性の低い、使いづらいシステムとなっていました。また、PC1台ずつのメンテナンスやインストール作業にも大きな労力が掛かっていました。

 デルは、高性能エントリーサーバ「Power
EdgeTM(パワーエッジ)800」と「Dell ThinPC」による新しいシステムを構築しました。
 「ThinPC」とは、PCの中にハードディスクを搭載せず、OSの起動やアプリケーションの利用、データの書き込みなどがすべてサーバを通じて行われ、PC本体にはデータが一切残らない仕組みです。利用時に電源を入/切する度にデータがすべて消去されるため、利用したファイルや入力した個人情報などが、次の利用者に見られてしまうことが一切ありません。また、アプリケーションはすべてサーバから配信されるため、例えば、新しいウィルス対策の更新はサーバ1箇所での作業で済み、従来のようにPC1台1台に作業をする必要がありません。
 「Dell ThinPC」は、ICUの要望を最大限に満たし、管理者の負担を最小にしたシステムとして、高く評価されました。本システムは採用決定後、3ヶ月という極めて短期間で構築され、運用開始以降、安定稼動を続けています。


 また「Dell ThinPC」は、従来のPCとまったく同じようにOSやアプリケーションが使えるため、新たに学生・職員へのトレーニングが不要な点、台数の増加にもすぐ対応できる点、現場の必要に応じて、ハードディスクを追加し、通常のPCとしての利用も容易な点も高く評価されました。また、従来のシステムより運用コストが安いことは勿論、専用端末と高度なアプリケーション・サーバによる“シンクライアント”と比較して、初期導入コストを大幅に抑えることができました。
 本事例に関するお問い合わせは、下記までご連絡下さい

問い合わせ先
デル株式会社 担当:公共営業本部
TEL:0120-912-099


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