賛助会員だより

アラクサラネットワークス株式会社

ネットワークスイッチによる認証最前線
九州産業大学におけるベンチマークテスト

 キャンパスネットワークの運営においては、セキュリティとオープン性を両立する必要があります。それを実現する技術としてネットワーク認証があります。ネットワーク認証を用いることで、ユーザのネットワーク加入をコントロールするとともに、誰が、いつ、どこでネットワークに加入したかを確認することができます。昨今、このネットワーク認証に対するニーズが高まっております。

九州産業大学情報科学部


■認証ベンチマークテスト

 今回、九州産業大学と住商情報システム株式会社と共同で、アラクサラネットワークスの認証技術を評価いたしました。

  テスト項目: 802.1X認証、Web認証
テスト方法: 学生持ち込みPCを教室の情報コンセントに接続し、一斉に認証をかけた際の認証速度を評価する
使用機材: AXシリーズ(AX2430S-48T、AX1230S-48T2C)

 今回、テストにご協力いただいた情報科学部の下川教授にお話を伺いました。

Q:

Web認証と802.1X認証をテストいただきましたが、この二つを選ばれた理由は?

A: 802.1X認証はクライアントOSに依存する技術ですが、認証方式として一番堅実だと考えています。九州産業大学情報科学部には貸与PC制度があるためクライアントOSの共通化が容易ですので、基本的には802.1Xを前提に考えています。一方で、学会の開催等で様々な端末がつながることを考えるとWeb認証で補完する必要があります。

Q: ベンチマークの結果はいかがでしたか?
A: 4月からの運用方針は見えてきたように思います。また、今回評価実験に学生を参加させていただくことができ、プロのエンジニアが実施する作業を目の当たりにしたことは、学生にとっても大きな刺激になりました。

Q: キャンパスネットワークに認証を導入することの意義を教えて下さい。
A: ネットワークの置かれている昨今の状況からは、認証技術の導入は必須だと考えています。認証技術の導入により利便性が下がるのは事実ですが、学生に対して、今後のネットワークのあるべき姿の一面を示すという教育的な効果もあると考えています。

ベンチマークテストの様子


■アラクサラネットワークスの認証技術

 AXシリーズは、今回テストした802.1X、Web認証に加えてMAC認証もサポートしており、これら三つの認証方式を同一ポート上で混在させて利用可能です(トリプル認証)。三つの認証方式から最適なものを選ぶことで、各キャンパスの環境に応じたネットワークインフラを構築できます。

問い合わせ先
アラクサラネットワークス株式会社
マーケティング部
TEL:044-549-1323
http://www.alaxala.com/jp/
[問い合わせ用]
http://www.alaxala.com/jp/contact/


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