賛助会員だより

ブラックボードジャパン株式会社

Blackboard Outcomes Assessment
玉川大学リベラルアーツ学部学士力・アウトカムズ(学習成果)パイロットスタディ

 2009年6月末に都内にて、国際大学戦略セミナー2009「“Building the 21st Century Campus”〜実質的「学士力修得」を目指して〜」と題するセミナーをBlackboard社、(株)CSKシステムズ西日本と共同開催しました。
 セミナー内容は、これから大学が直面する課題、「学士力」という言葉で総称される学習成果(ラーニングアウトカムズ)を中心とした学部教育改革に焦点を当て、ご尽力されている先生方にご講演をいただきました。

国際大学戦略セミナー2009 玉川大学リベラルアーツ学部 Blackboard Outcomes
玉川大学リベラルアーツ学部
Blackboard Outcomes

 全参加いただいた皆様からは「学習成果、学習者中心の教育の観点、それに向けた改革の重要性がよく理解できました」、「学士力と社会人基礎力の捉え方が参考になった」など、多くのご評価をいただきました。
 全国より152名の来場者が訪れ、「アウトカムありきの大学教育というパラダイムシフト」、新たに直面する課題に大学関係者の関心の高さを伺わせます。

  セミナー講演映像、資料一般公開中
 「CSKラーニングコミュニティ」http://csklc.jp/または「CSKラーニング」で検索

 国際大学戦略セミナー2009においては、玉川大学リベラルアーツ学部教員より、Blackboardのアウトカムズプランニング・評価支援機能であるBlackboard Outcomes Assessmentを参考としたカリキュラムプランニングについてご講演をいただきました。

 玉川大学は1997年よりラーニングテクノロジー導入試行を始め、2004年からのBlackboard全学展開、eポートフォリオ試行など、キャンパステクノロジー活用において先駆者的役割を担ってきました。リベラルアーツ学部では、2011年の新規プログラムスタートに向けて、プログラム改訂の検討を始めることとなりました。昨今の学士力、質保証を求められる状況から、新プログラムでは、「身につけるべき知識・技能の明確化」「学習者主体の教育課程」「修得度合いの測定と改善」など、学習成果(ラーニングアウトカムズ)を重視したプログラムにシフトさせる必要があります。
 しかし、この教育のシフトは目標設定だけでなく、具体的な目標設定から評価基準の具体化・汎用化、カリキュラムマップによる体系化、管理プロセスと評価方法、学生・教員・組織の役割など、様々な要因を有機的に組み合わせ、実現可能なプロセスにする深い知識とプランニングスキルが求められます。
 そこで玉川大学リベラルアーツ学部では、Blackboard Outcomes Assessment導入のプロセスを新プログラムの検討手順の参考として検討を進めることにしました。Blackboard Outcomes Assessmentはアメリカ、イギリス、オーストラリアを始めとした海外先進校が試行錯誤の上確立したIRプロセス、評価方法などを汎用的に利用できるように具現化したシステムであり、アウトカムズ重視の教育にシフトさせるための思考の筋道を提供します。
 このシステム設定条件と新プログラム構想を照らし合わせることにより、具体化すべき項目、実現可能なプロセスと有効性など、よりフォーカスした協議の指針、筋道を示すことが可能となりました。今後カリキュラムマップ体系化、評価指標(ルーブリック)作成などの共同作業化で教員間の意識統一を図り、2011年の新プログラムスタートに向けて段階的な施行を進めていきます。
 世界標準的プロセスを参考にしたプランニングより、玉川大学リベラルアーツ学部は世界通用性のある魅力的なプログラムを学生に提供できることでしょう。


問い合わせ先
製造元:Blackboard Inc.
www.blackboard.com
E-mail: japaninfo@blackboard.co.jp
(アドレスは全角文字で表示しています)
販売元:株式会社CSKシステムズ西日本
http://www.csklc.jp/
E-mail: sales−bbls.all@csk.com
(アドレスは全角文字で表示しています)


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