賛助会員だより

株式会社大塚商会

『MSダウンロードサイト構築』でコストを抑えてコンプライアンス体制の徹底を図る
〜学校法人明治大学への導入〜

　歴史と伝統を誇る都心型大学として、大きな飛躍を目指す学校法人明治大学は2011年に創立130周年を迎える。「権利自由」「独立自治」を基本理念に、「質実剛健」「新しい知の創造」「時代の要請」に応える人材育成に努め、日本の発展に大きく貢献してきた。
　新しい知の創造のために欠かすことのできないPCソフトを適正価格で利用するため、明治大学はマイクロソフトの高等機関向け「包括ライセンス」を契約。さらにライセンス契約違反を防止するコンプライアンス体制を確立するため、不正コピーなどの違反行為を防止する独自のダウンロードサイトを大塚商会の協力のもとで構築した。

■導入の背景

　学内で利用されるソフトウェアのライセンス管理は、同学にとって煩雑で手間の掛かる問題であった。PC教室設置の機器に加えて、研究室独自で購入しているPCもあれば、学生や教職員が個人で持ち込むPCもある。キャンパスは３カ所に別れているので、学内で使われているPCの台数や情況を正確に把握することは非常に困難だった。

■導入システム概要

　まず、ライセンス発行を希望する学生や教職員（利用者）は、紙の誓約書を大学側に提出。誓約書が受理されるとIDとパスワードが発行される。利用者はダウンロードサイトにアクセスし、IDとパスワードを入力すれば、誓約書で申請したソフトを１回限りダウンロードできる。ダウンロードしたインストーラを起動する際にもIDとパスワードが必要となるが、これも１回限り。有効期限も設定されているので、複製などの不正行為は完璧に防御できる。

明治大学ダウンロードサイト利用イメージ

■大学からの評価

• サイト構築は2008年末にスタートし、特に大きな問題もなく４カ月後の2009年３月にカットオーバーできた。
• マイクロソフトからもサイトの仕組みと運用情況を見て「契約を確実に遵守できる非常に有効なシステム」と高い評価を受けた。
• ライセンスダウンロードサイト構築は、まるで石ころの中から宝石を拾い出すような画期的な提案だった。今後も素晴らしいアイデアの提示を期待。