賛助会員だより

株式会社朝日ネット

クラウド型eポートフォリオシステム『manaba folio』を活用した入学前教育の取り組み事例について
〜国士舘大学 法学部〜

■eポートフォリオ「manaba folio」導入について

 国士舘大学法学部では、入学前教育から初年次教育への学習の一貫性を重視し、学習記録の蓄積が可能なeポートフォリオシステム「manaba folio」を2009年10月から導入を決定いただきました。
 入学予定者は自宅や高校などから専用サイトにアクセスし、提示された課題を受け取ります。その後、回答を提出すると、提出物が自動的に各自のポートフォリオへ蓄積されます。
 これまでの、業者に委託し小論文課題を中心に行っていた入学前教育では不可能だった学生の反応を見ながら個々に応じた助言や指導が、今回導入したeポートフォリオ「manaba folio」により可能になりました。

■広がる学習履歴の活用について今後の方針

 近年、ポートフォリオの取り組みは、多くの大学で導入が進められています。国士舘大学法学部では入学前から卒業までの一貫したポートフォリオ活用を予定しており、学生は「manaba folio」を活用することで、レポートをはじめとして、報告資料、レジュメ、論文、勉強会、サークル活動の記録など、あらゆる活動を分類しながら記録することになります。
 国士舘大学法学部では、折に触れ自分の学習履歴を振り返ることで、就職活動や進路選択の際に役に立つと考えております。また教員は、担当する学生の学習履歴を確認しつつ、指導にあたることができるため、よりきめ細やかな指導が可能になります。

■入学者同士の交流も「manaba folio」で実現

 「manaba folio」には、ポートフォリオ機能の他に掲示板機能があります。出題された課題についての質問やそれに対する回答は掲示板を通じて行われ、入学予定者全員が見ることができます。その他に掲示板を利用した情報提供も行いました。学部からの情報を定期的に発信する一方、入学予定者からの質問を受けます。入学前にどのような準備をしたらよいのか、各科目の内容はどのようなものか、こうした疑問を教職員に投げかけたり、他の学生のやり取りを見たりすることで、入学前の不安を取り除くことができました。
 結果としてほぼすべての入学予定者が「manaba folio」を活用し課題の提出や情報交換などを行い、効果的な入学前の学習とスムーズな大学生活のスタートを切ることができました。

■様々な目的で取り組まれるeポートフォリオ

 「manaba folio」は、現在全国27の大学で多様な用途で利用いただいております。特に2009年度は、文部科学省のGPの取り組み「テーマA:大学教育推進プログラム」や「テーマB:学生支援推進プログラム」を支援するツールとして数多くの大学に採択されました。ポートフォリオは学習の履歴を残すことで自己評価や他者評価を深め、学生の自発的な学習を促進させる学習方法として注目されています。最近では以下のような取り組みで「manaba folio」をご活用いただいています。

問い合わせ先
株式会社朝日ネット クラウドサービス部
TEL:03-3569-3010 FAX:03-3571-8722
E-mail: manaba@desk.asahi−net.or.jp
(アドレスは全角文字で表示しています)
http://manaba.jp/


【目次へ戻る】 【バックナンバー 一覧へ戻る】