賛助会員だより

株式会社大塚商会

ネットブートで運用するＰＣ教室の構築
クラスタ利用による最先端研究施設として機能
〜学校法人秀明学園 秀明大学 導入事例〜

　学校法人秀明学園 秀明大学は、実学重視のカリキュラムやイギリス留学、寄宿舎生活における人間形成、資格取得を目指す夜間特別ゼミナールなど特色ある教育を実践し、21世紀の国際時代をたくましく生き抜く「秀明エリート」を育成している。
　同学では、最先端の設備を導入したPC教室を増設し、ネットブート方式によるPC運用で管理工数を大幅に軽減するとともに、中間モニタと電子黒板を有効活用した情報教育支援システムで授業効率を向上。さらに、クラスタシステムで60台のPCを並列処理させることで、スーパーコンピュータ並みの処理能力を持つ教育・研究の場を設けている。

■導入システム概要

　今回増設したPC教室は、Windows教室とMac教室の二つがある。そのうち、Window教室は、教壇を中心に弧を描くように学生の机がレイアウトされており、それに合わせて扇形の学生用机を特注するなど、教室のデザインにも徹底してこだわっている。さらにWindows教室では60台のシンクライアントPCを導入し、「Citrix Provisioning Server」でWindows Vistaをネットブートして利用するという、最先端の運用方式を採用している。また、クライアントHDDにLinuxをあらかじめ実装し、Linuxの実習も同じ端末で行えるようにしている。
　なお、オープンソースの分散リソース管理ソフトウェア「Grid Engine」を利用したクラスタシステムを構築し、教室内にある60台のPCを並列処理することによって、スーパーコンピュータ並みのデータ処理が行える環境を整えている。

■大学からの評価

　「ソフトウェアの更新などに伴う管理工数は明らかに軽減されています。サーバ側で一元管理しているため、クライアント側でトラブルが生じる心配がないので、運用面で安心感があります。」（IT教育センター職員談）

　「クラスタコンピュータで大規模なデータを処理するのは時代の流れですから、その実験が学生でも行える環境を整えてくれたことは、とてもありがたいです。３年生のころからの夢が叶ったので大変嬉しいです。最先端のシステムを利用できることで夢や目標が持てますし、学生にとっては知的好奇心が満たされるので、有意義な学生生活を送ることができます。」（４年生学生談）