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電子システム株式会社

テレビセンターシステム2009
〜上智大学への導入〜

■導入背景

 上智大学では、現代社会で重要な情報教育とともに、この分野で働く人材の養成に役立つ教育を目的とした教授法があり、同テレビセンターにて全学部学科から学芸員課程を対象に、コンテンツ制作を通じ、メッセージを映像として表現する方法を学べます。しかし、昨今の映像情報の多様化や映像コンテンツのデジタル化、地上デジタル放送への移行等によるメディア状況の変化に伴い、この度、現行のStandard Definitionのシステムから、地上デジタル放送対応High Definitionのシステムへと更新することにしました。

■導入目的

 近年の映像制作・編集の動向としてHigh Definitionが主流となったため、デジタル形式の教材コンテンツを扱える環境を早急に整備し、映像コンテンツの制作やプロジェクトの立案、進行管理、撮影、編集、データ形式への加工等を含めた総合的な知識の習得とともに、実技を通じて、受け手としてのデジタル映像コンテンツに対する解釈、理解能力等を含めたメディアリテラシーの向上を目的とします。
 そして一定期間学習した学生は、メディアリテラシーを活用し、e-ラーニング用教材作成やOCWへと応用していくことを目的とします。

■システム特長

 テレビセンターシステム2009は、主に以下の三つのシステムで構成されています。

平成22年3月度、上智大学にてテレビセンターシステムを更新

1.スタジオシステム

 スタジオカメラ3台の映像は、フルHD画質でブルーレイディスクにリアルタイムでの録画が可能。また、今まで撮影したSD画質の映像も、HD画質へアップコンバートしてご活用することができます。文字を挿入するテロッパーは、ノンリニア編集機と親和性の良いフルHD対応機に更新しています。

2.編集システム

 XDCAM HDやHDCAM EXとの高い親和性をもち、システム化への対応により運用性が向上。収録素材や編集素材をすべてWorkGroupServerに保存することで、どのマシンでも同じ作業が可能。映像ファイルをProNASへ保存することにより、WindowsとMac間で素材を共有することができます。

3.ロケーション機材

 ロケーション用カムコーダーのフォーマット「XDCAM EX」は「XDCAM HD」と同じ圧縮方式を採用しました。撮影からノンリニア編集、完成した映像の保管までスムーズかつ効率的に運営することが可能です。

問い合わせ先
電子システム株式会社
首都圏支社
TEL:0422-60-5155
FAX:0422-60-5166
E-mail:direct@densys.co.jp
(アドレスは全角文字で表示しています)
http://www.densys.co.jp


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