賛助会員だより

株式会社大塚商会

学生の興味と集中力を高める携帯型ゲーム機を授業に利用
オリジナルの教材作りも手軽に
〜プール学院大学短期大学部導入事例〜

　プール学院は、創立130年以上の歴史を誇る大阪の伝統校。その女子教育の伝統を継承して1950年に誕生したのがプール学院大学短期大学部だ。古き伝統を守りつつ、新しい時代の風を積極的に取り入れてきた同学は、大塚商会を通じ双方向授業支援システム「ニンテンドーDS教室」を2010年３月といち早く導入。学生たちに馴染みの深い携帯型ゲーム機を使って、学びへの興味と集中力を高め、入社試験や資格試験の合格をサポートする画期的な教育を開始した。

■導入システム概要

　「ニンテンドーDS教室」は、専用のニンテンドーDSi LLTM（以下DS）を使って先生と学生とが緊密なコミュニケーションを図りながら、効率よく学習効果を高めていくために開発されたシステムである。先生用PCと学生用DSを無線LANで接続。先生用PCから練習問題や簡易テストなどを学生用DSに一斉配布したり、学生の回答内容を瞬時に集計できる先生用PCに接続したプロジェクターなどで提示し、解説や意見交換・情報共有したりできるのが特徴。教える側にとっても非常に便利なシステムではあるが、同学が特に着目したのは、DSが学生たちにとって、とても身近な遊び道具であるという点だった。『今の学生たちは、ほぼ一人に１台の割合でモバイルゲーム機器を持っています。休憩時間など夢中になって遊んでいるので、これをうまく活用すれば、90分間の長い授業も集中力を途切れさせることなく受けてもらえるのではないかと考えました。』（秘書科学科長談）
　PC教室と違い持ち運びできるので、どの教室でも使える点も大きなメリット。

■大学からの評価

• 『実際には学生の知識やスキルに大きな差があるがDSならほとんどの学生が触った経験があり、タッチペンで画面上のボタンを押したり、手書きしたりと操作も非常に簡単です。アンケート機能での高校生の意識調査や学校間の出張授業にも便利。』（入試公報センター長談）
• 『ちょっとマニュアルを読んだだけで、簡単にオリジナル問題が作れ操作に煩わされずに問題の吟味に専念できるのはありがたいですね。』（秘書科学科長談）
• 『まだ実験段階ですが、この授業を通じて学生たちに知識が定着するかどうかをしっかり検証していきたいですね。同学のFD（授業改革）の一環として取り組んでいます。【温故知新】というように、今後も伝統を継承するだけでなく新しい技術を積極的に取り入れてカリキュラムの充実を図っていきたい。』(副学長談)