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株式会社朝日ネット

クラウド型授業支援システム
『 manaba course 』の全学導入
〜立命館大学〜

 立命館大学では授業支援システムとして「 manaba course (マナバ コース)」全学部・研究科 約4万名を対象に導入しました。

■授業支援システムとして「manaba course」を選定した目的

 立命館大学では、授業の予習・復習など授業外学習の促進や、学生とのコミュニケーションツール・フィードバックツールとして、学習管理システム(LMS:Learning Management System)を利用し、その取り組みの拡大を目指してきました。一方で、一般的にLMSは操作に習熟を要することから、利用率の向上が課題となっていました。
 そこで、教員・学生にとって簡単で利用しやすいこと、授業を支援する機能が兼ね備えられていること、サポート対応や開発要望に対してのレスポンスが早いことを選定理由に、2013年度より新しい授業支援システムとして「manaba」を導入しました。
 「manaba」は、小テスト・アンケート・レポート等の課題出題や成績評価、教材の提示、教員と学生あるいは学生同士のコミュニケーションに加えて、グループ学習やPBL(Project Based Learning)などの学生の協同学習を支援する機能も活用することにより、多種多様な授業を支援することができます。また、大学生活を通じて学んだ履歴をポートフォリオへ蓄積していくことで、学生は自身の学びの過程を可視化することができます。

■学生に寄り添う教育支援ツールとしての仕掛け

 新しく「manaba」を導入するにあたり、学生に寄り添う教育支援ツールとして、各種モバイルデバイスへの対応や様々な学内システムと連動できるよう構築しました。

各種モバイルデバイスに対応
「 manaba 」はスマートフォンやタブレットからの利用が可能です。
 学生は、小テストやドリルなどモバイルデバイスと組み合わせることで多彩な環境での学習ができます。

学内システムとの連動
「 manaba 」は、学生・教員が日々利用をしている学内のシステムと連動しています。

 今後は、簡単で誰でも利用できるという点を活かし、授業内外での活用シーンを拡大していくことにより、大学全体での活用率を向上させ、学生の主体的な学びの実現を目指します。

クラウド型授業支援システム
「manaba folio」を利用した
大学間連携における活用事例
〜明治大学、立教大学、国際大学〜

 明治大学、立教大学、国際大学は、国際社会が取り組むべき地球規模の課題(グローバル・イシュー)に対応し・解決するための知識や能力を身につけた「国際協力人材」の育成を目的として、平成25年度から共同教育プログラムを開始しました(文部科学省・平成24年度「大学間連携共同教育推進事業」選定)。

■プログラムの概要について

 明治大学、立教大学が持つ知的・人的資源を共有するとともに、国際協力に関する教育内容の質・人材・ネットワークにおいて優れる国際大学の教育資源を加え、国際協力・国際公務分野へ巣立つ人材候補を育成しています。
 共同教育プログラムは、明治大学、立教大学の学部生を対象としたもので、全ての科目を英語で展開しています。また、六つの国際協力機関に「連携機関」として参画いただき、プログラム運営、カリキュラム内容などについての助言や、授業やワークショップなどにおいて、実務経験を基にしたグローバル・イシューへの取組方策をご講義いただいています。

■カリキュラム体系について

 学生が本プログラムを体系的に学べるように「キャリア・パス」「モチベーション・パス」の二つのパスを設け、各パスの修了要件を満たした学生には修了証を発行します。また、講義動画はインターネットで公開され、PC・スマートフォン等で手軽に復習ができ、ポートフォリオ(manaba folio)を活用し、学びの過程を個人で蓄積するとともに、3大学の学生・教職員で共有し、相互交流の場としています。

 上記の各科目で提出した課題は自動的に自身のポートフォリオに蓄積されていきます。

■共通インフラとしてmanaba folioを導入した理由

 明治大学、立教大学ではそれぞれ学習支援システムを導入していますが、いずれかのシステムに一本化するためには、アカウント作成や権限などに関する調整・開発に時間がかかりました。導入期間・費用等を考慮した結果、プログラムの共通基盤としてmanaba folioを採用しました。また、認証基盤は学術認証フェデレーションを用いたシングルサインオンとローカル認証を併用し、ユーザビリティを高めています。

■manaba folioの活用方法

【3大学間におけるmanaba folio活用イメージ図】

 学習支援システムをmanaba folioに統一したことで、プログラムに関する情報を3大学間で一元管理することが出来ました。学生は自身の学びの成果を可視化し、教職員はプログラムの運営にも利用することで業務効率を向上させています。

■<参考>プログラムについて

 ウェブサイトやSNS(Facebookページ、Twitter)を用いて、授業レポート、プログラム関連情報などを積極的に発信しています。
○公式ウェブサイト http://www.hric.jp/
○Facebookページ http://www.facebook.com/hric.mri
○twitterアカウント @HRIC_MRI

【Facebookページ】 【授業風景】
問い合わせ先
株式会社朝日ネット 営業二部
TEL:03-3541-1911
E-mail:info@manaba.jp
(アドレスは全角文字で表示しています)
http://manaba.jp

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