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チエル株式会社

豊富なニュース英語教材と多彩な学習ツールを持つ『ABLish(エイブリッシュ)』を活用してアクティブラーニングを実践!
〜関西外国語大学・英語キャリア学部 松宮新吾教授を訪ねて〜

 『ABLish(エイブリッシュ)』は、学生の能動的な学習(アクティブラーニング)を授業に取り入れる先生方や学生を支援する、新しいコンセプトの「アクティブラーニング型学修支援システム」です。
 週3回配信される時事英語ニュースの教材を軸に、先生独自のオリジナル教材も作成・管理でき、学習者への課題設定や回収も容易にできる製品としてご好評いただいております。
 2014年春にリリースし、最初に導入いただいた関西外国語大学・英語キャリア学部の松宮新吾教授を訪ね、活用状況や、活用の効果等について伺いました。

学修モード教材画面

■学生主体の学びで認め合い、自信につなげる

 現在、関西外国語大学・英語キャリア学部では、国際社会で必要な「高度な英語コミュニケーション力」とともに、異文化・多言語圏の人々の意見を調整することができる「ネゴシエーション力」の育成を目指し、英語や教職課程の授業で『ABLish』を活用したアクティブラーニングを実践しています。
 松宮教授の『アカデミックリーディング』の授業は、『ABLish』で配信される記事について学生が自宅で書いてきたエッセイを、グループ内で議論し、全体に発表して内容を深めていく場になっています。エッセイを書くためには、文献やインターネットなどで調べた情報に加えて、必ず『ABLish』上の「ディスカッション」に参加し、他者の視点を取り入れることが求められています。1クラス20人。5名ずつのグループで学び合う。一人の学生が発表すると、他の学生が質問し、意見を述べ、議論を重ねる。その際には、タブレット端末を使って意見をまとめ、図表化してグループ発表の内容を作り上げていきます。
 松宮教授は、「授業に参加しているという意識が強く、学生は、教室の中で自他の存在を認め、相互に評価し合うという経験を通じて、自信をつけていきます。授業への出席率が高く、発言も多く、学生主体の学びを展開しています。アクティブラーニングを取り入れることで、学生自らが授業に関わっているという自覚が芽生えています」とアクティブラーニングの効果について話しています。

■『ABLish』で新たな発見や価値を創造する

 1・2年生の『アカデミックリーディング』の授業でも『ABLish』が活用され、英語ニュースの配信教材と、Webサイト・動画サイト等から選んで登録した教材をもとに、ディスカッションをはじめ、グループワークや協働学習、課題解決型の学びを繰り広げています。
 特に、週3回配信される時事英語のニュース教材では、ニュースの内容を読み解き、ナレーションを聞いて英語で理解していきます。ニュース教材は、それぞれ110語、140語程度の2種類の難易度を持たせた文章で構成されており、クイズ形式で瞬時に理解度をチェックすることができます。また、トピックごとに「ディスカッション」できるように設定されており、学生は自分の意見やコメント、さらにリサーチした事柄を自由に書き込むこともできます。
 こうした学びを通して、学生は「読む・聞く・話す・書く」の4技能を統合的に使って、「知のネットワーク」を形成し、新たな発見や価値を創造することができるのです。
 松宮教授は、『ABLish』について、「受動的な学生を、学びと教育創造の主体者に変容させることができます。学生相互の学び合いを通じて、生成的な知識力を育成するアクティブラーニングの環境を構築することができるのです」と述べています。

関西外国語大学 英語キャリア学部 松宮新吾教授
『アカデミックリーディング』『英語科教育法』の授業を担当

■短期間でも、「学習効果」が実感できる

 『ABLish』を導入してから半年後に、英語キャリア学部の学生にアンケート調査を行ったところ、「満足している」という学生が大半を占め、「他の人にも薦めたい」「継続して利用したい」の問いにも、肯定的な回答がほとんどでした。利用場所については、圧倒的に自宅でのPC利用が多く、反転学習が進んでいることも確認できました。   「取り扱っている題材」については、「興味深い」がほとんどで、「学生に興味関心のあるコンテンツが数多く提供されていることが『ABLish』に対する高い評価につながっています」と分析いただきました。  授業の効果については、「思考力の育成に役立つ」と捉えている学生が多く、学習内容の理解はもちろん、思考力、判断力、表現力、プレゼンテーション力などが身につくと実感していることもわかりました。  また、『ABLish』を活用している授業を受けた学生の英語力の伸長度を、TOEFL®テストの受験結果でも確認することができました。1年生のクラスでしたが、2度の受験結果から、はじめの平均スコアが450点だったのに対して、2度目には488点と大幅に上昇しました。「特別な試験対策はしていない」とのお話から、『ABLish』を取り入れた授業により、英語力が総合的に伸びたと判断されています。  松宮教授は、「2度目の受験までわずか3か月の短期間でしたが、確実に効果が出ています。学生も結果に表れると、アクティブラーニングの効果を実感し、思考力や判断力の向上に役立つと捉えて、学習意欲を一段と高めています」と話しています。

 大学の国際化・グローバル化が叫ばれる中、英語教育の重要性は言うまでもありません。「英語教育のアクティブラーニングなら『ABLish』」と注目され、さらに多くの大学様にご活用いただけますよう、磨きをかけてまいります。

問い合わせ先
チエル株式会社
マーケティング部
TEL:03-6712-9721
E-mail : chieru−info@chieru.co.jp
(アドレスは全角文字で表示しています)
http://www.chieru.co.jp/

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