賛助会員だより

ソニー株式会社


金城学院大学 VOD教室
マルチメディアコンテンツの制作環境にVODを導入



概 要

 金城学院大学は100余年に及ぶ歴史をもつミッション系の女子大学です。近年は、国際化社会に対応し、広い視野と国際感覚を身につけた女性の育成やコンピューター教育に力を注いできました。その一環としてマルチメディアセンターを設置、情報教育をはじめとするマルチメディア教育の実践にソニーのVODシステムが活用されています。


システム概要

 システムは、VODサーバー(NEWS-5000X)が2台、VODクライアント(QL-50)52台で構成、ATM LANによりネットワーク化されています。各クライアントへはEthernetで接続するLANエミュレーション技術を採用しているので、様々な通信プロトコルに対応する柔軟性の高いシステムになっています。
 また、コンテンツ制作用に、ビデオ動画をデジタル圧縮するエンコーダーシステム1式をTVスタジオに設置、学内のLANによりVODサーバーへ伝送することができます。


活用方法とメリット

 VODシステムは主に、情報文化学科で使用するために導入されました。文化系女子大生という視点から、伝達情報のクリエイティビティとその加工・運用技術を養うことを目的に、番組制作やカリキュラムの教材制作に取り組んでいます。
 スタジオ内で制作したビデオ動画を、その場でリアルタイムにMPEGエンコードし、学内LANを通じてVODサーバーへ伝送、教材として取り出して使用します。また、VODによるPCトレーニングでは、操作の手順を映像で見て、その場で実際のアプリケーションが試すことができるなど、自習式に学習できることもメリットの一つです。
 VODシステムは、高画質なMPEG映像を複数のクライアントから好きなときに自在に呼び出し、コンテンツ制作の際には、インタラクティブ性を持たせて編成したディレクトリーに配置することが可能で、アナログの環境では大変だった作業をコンピューターのデスクトップ上で容易に行うことができます。
 今後もコンピューター操作はもとより、創造性・コミュニケーション能力の育成にとVOD教室の幅広い活用が期待されています。


問い合せ先
  ソニー株式会社
  B&I営業本部 システム営業推進部門
  システム営業推進部 マルチメディア推進課
  TEL:03-5448-2510 FAX:03-5448-7869

【目次へ戻る】 【バックナンバー 一覧へ戻る】