JUCE 社団法人 私立大学情報教育協会
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平成19年度 大学教育・情報戦略大会 開催報告

日  時 平成19年9月4日(火)・5日(水)・6日(木)
場  所 アルカディア市ヶ谷(東京、私学会館)
     
主  催 社団法人 私立大学情報教育協会
後  援 文部科学省
     
開催趣旨 ファカルティ・ディベロップメント(FD)実現のための大学の課題や支援体制、FDのためのスキルについて共通理解を深めるとともに、情報人材育成の課題、情報管理とセキュリティ対策等の情報提供を行うことを目的に実施した。
     
参加対象: 国公私立大学・短期大学の教職員、賛助会員(企業)
参加者数: 427名(170大学、23短大、賛助会員20社)


 9月4日(火)

開会挨拶  
社団法人 私立大学情報教育協会 戸高 敏之会長

●報告  
「FDの義務化と課題」
文部科学省高等教育局高等教育企画課企画官 鈴木 敏之 氏

教育基本法や学校教育法の改正を踏まえ、大学教員のFDに関する法令上の規定、大学設置基準等の改正要綱やFDの実施状況、教育再生会議の第二次報告、学士課程教育の現状と課題について報告・紹介された。

●講演  
「FD実現のための大学の課題」
前国際基督教大学学長 絹川 正吉 氏

日本でのFDの発祥、これまでのFD活動を説明された後、FDとは教育の営みに学識生を持たせるための営み(Scholarship Of Teaching and Learning; SOLT)とし、Classroom Research、Minute paper、学習ポートフォリオ、CLASS JOURNALS、(教員)教育ポートフォリオ、教育実践コミュニティー、ITとSOLTのシナジー等について解説された。

●事例紹介
「FDのための支援体制」」
FDを実現するための大学の支援体制として、組織づくりや活動内容について事例紹介いただいた。

<中部大学>
大学教育研究センター長、学長補佐 坪井 和男 氏

教員の教育活動、学生による授業評価、学内行政活動の三位一体評価制度に教員自身の自己申告評価が加わり、総合的なFD向上のための施策が展開されている。その他、FD講習会や研修会開催、ビデオ授業撮影、授業相互見学、資料の発行など、FDを通して教員の意識改革と教育・研究力を高め、大学知的財産を活性化する事例が紹介された。

<法政大学>
FD推進センター長 大沢 暁 氏

「全学FD推進委員会」発足から「FD推進センター」設立までの経緯が説明され、施設開発プロジェクト、FD推進プロジェクト、サーベイ&フィードバック・プロジェクト、コミュニケーシュン・プロジェクト、学習・教育支援プロジェクトや学内助成金支給などの具体的なセンターの活動内容も報告された。

●報告・ディスカッション
「情報人材育成の課題」
国における情報人材に関する問題やそのための対応、企業や大学における現状や問題点をそれぞれ報告いただき、大学に求められる情報人材育成の課題についてフロアを交えて討議した。

<報告>
「国における情報人材育成の取り組み」
文部科学省高等教育局専門教育課課長補佐 徳岡 公人 氏

日本におけるIT戦略の経緯を踏まえ、重点計画2007に関連した文部科学省の施策、高度IT人材育成に向けた取り組みのイメージ、先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムの概要やポイント、採択状況、大学での実施状況、今後の同プログラムなどについて報告された。


<報告>
「企業における情報人材育成の問題点」
日本アイ・ビー・エム(株)執行役員、ソフトウェア開発研究所所長 岩野 和生 氏

世界の流れとしてグローバル化が加速し経営戦略が短命化している中で、技術と企業の変化が迫られていることが挙げられ、日本ではIT活用による高付加価値を創造できる高度情報通信人材の育成が重要な課題で、日本で産業全体の競争力の一翼となるソフトウェア技術については、ソフト開発・利用の人材の質・量の不足、IT分野への人材の求心力の低下が問題として指摘された。

<紹介>
「大学における情報人材育成の実情と問題点」
私立大学情報教育協会・世界水準情報専門教育研究委員会委員長 斎藤 信男 氏

大学における情報教育の進化、大学の情報教育への批判、各省庁や団体の動きなどを背景に、当協会の世界水準情報専門教育研究委員会において検討結果について報告した。


 9月5日(水)

平成19年度大学教育・情報戦略大会 9月5日(水)発表一覧(83件)
*発表者名は氏名の都合上、発表代表者名のみ掲載しています。 
  5会場で同時開催した。
  発表番号 分野 発表タイトル 発表
代表者名
大学名  
10:00 A-1 語学系教育 英語学習へのハイパーリンク活用 松浦 宏之 太成学院大学



西
10:20 A-2 語学系教育 技術英語におけるWeb利用課題提出システム 和高 慶夫 玉川大学
10:40 A-3 語学系教育 オンライン・英語発音トレーニング教材の開発と実践報告 今関 雅夫 帝京大学短期大学
11:00 休 憩(10分)
11:10 A-4 語学系教育 専門領域における学生の英語力増強のための一つの方法 林 英幸 北海道医療大学
11:30 A-5 語学系教育 言語処理技術を活用したスラッシュ・リーディング用教材の開発 田中 省作 立命館大学
11:50 展示会 出展内容紹介(20分)
12:10 休 憩(80分)
13:30 A-6
発表中止
13:50 A-7 語学系教育 「e-job100」による英語基礎教育―現場の映像が、語り、動かす英語基礎教育― 鈴木 章能 大阪産業大学
14:10 A-8 語学系教育 PowerPointの視覚効果を活用した英語授業の実践 清水 利宏 大阪経済大学
14:30 休 憩(10分)
14:40 A-9 マルチメディア 授業における映像活用の試行 曽根 順治 東京工芸大学
15:00 A-10 マルチメディア コミュニケーションスキル向上のためのe-Learningシステム 村上 学 東京理科大学
15:20 A-11 マルチメディア Web e-Learningを併用した音楽教育カリキュラムの実践 荻原 尚 武蔵野学院大学
15:40 休 憩(20分)
16:00 A-12 遠隔授業 PC演習を伴う遠隔授業でのLMS活用と双方向性の確保 井村 保 中部学院大学
16:20 A-13 遠隔授業 コースマネジメントシステム開発と国際ハイブリッド型授業での実践活用 児玉 靖司 法政大学
16:40 A-14 遠隔授業 遠隔教育によるGIS実習での質疑応答手法の改善に関する研究 酒井 聡一 立正大学
17:00 休 憩(10分)
17:10 A-15 産学連携 創造的問題解決のための経営データ解析 睦路 正昭 千葉経済大学
短期大学部
17:30 A-16 産学連携 仮想企業による群馬における企業との共創 兼本 雅章 共愛学園前橋
国際大学
17:50 A-17 産学連携 大学・博物館・中学校の連携によるIT教育の実践 仲井 克己 帝京平成大学
10:00 B-1 理数系教育 数値計算ソフト活用による数学教育の成果 渡辺 信 東海大学



10:20 B-2 理数系教育 プリント教材と携帯電話用Web教材を連携させた基礎数学の教材開発 中村 晃 金沢工業大学
10:40 B-3 理数系教育 gnuplotを使用して物理実験データをグラフ解析させる試み 佐藤 宏一 北海道工業大学
11:00 休 憩(10分)
11:10 B-4 理数系教育 「なでしこ」で統計学 山田 耕太郎 比治山大学
11:30 B-5 理数系教育 プログラミングと物理学/数学を連携させた演習授業の設計 高見 友幸 大阪電気通信大学
11:50 展示会 出展内容紹介(20分)
12:10 休 憩(80分)
13:30 B-6 情報システム教育 先端情報技術実践を伴う情報システム開発技術者育成 長坂 康史 広島工業大学
13:50 B-7 情報システム教育 FPGAを使った論理回路設計体験学習用演習基板の開発と実用化 小田井 圭 湘北短期大学
14:10 B-8 情報システム教育 診療情報管理のための情報システム学習への取り組み−LAN構築実習を通じて− 神谷 達夫 京都創成大学
14:30 休 憩(10分)
14:40 B-9 ゲームとネットの利用 オンラインゲーム環境における教育の可能性 中井 秀樹 京都創成大学
15:00 B-10 ゲームとネットの利用 ネット環境を利用したプログラミング教育支援システムの試作 高山 文雄 いわき明星大学
15:20 B-11 ゲームとネットの利用 アドベンチャーゲーム作成で学ぶアプリケーション開発 別宮 玲 戸板女子短期大学
15:40 休 憩(20分)
16:00 B-12 アルゴリズム教育 文系学部におけるプログラミングスキル修得の再構築 加藤 武信 城西大学
16:20 B-13 アルゴリズム教育 アルゴリズム学習の教材 太田 幸一 大阪経済大学
16:40 B-14 アルゴリズム教育 グラフィックス機能を強化したアルゴリズム学習教材 中井 哲夫 大阪国際大学
17:00 休 憩(10分)
17:10 B-15 教材作成 e-Learningからみたバーチャルリアリティ空間 櫻井 広幸 立正大学
17:30 B-16 教材作成 シミュレーション型実習教材をより効果的に活用していくためのいくつかの試み 戸塚 法子 淑徳大学
17:50 B-17 教材作成 データベースソフトウェアを利用したクローズドテスト学習教材の自動作成 神谷 健一 大阪工業大学
10:00 C-1 リテラシー教育 情報リテラシ教育における同一素材を使用した各学科特有の試みと一考察 高市 英明 兵庫大学



西
10:20 C-2 リテラシー教育 ライフサイエンスの体験実習における情報リテラシー教育 阿部 道生 鶴見大学
10:40 C-3 リテラシー教育 コメディカルに対するコンピュータリテラシー教育とその特徴 石川 徹 国際医療福祉大学
11:00 休 憩(10分)
11:10 C-4 データベース Intranet整備による、24時間アクセス可能な医学情報検索システムの確立 佐藤 徹 慶應義塾大学
11:30 C-5 データベース ハイビジョン教材開発と薬学授業アーカイブス 梶原 正宏 明治薬科大学
11:50 展示会 出展内容紹介(20分)
12:10 休 憩(80分)
13:30 C-6 高校教科「情報」 教科「情報」の状況と大学における情報教育について 中尾 剛 いわき明星大学
13:50 C-7 高校教科「情報」 高等学校教科「情報」2年目履修生に見る情報習熟度推移と情報関連授業の適合 前野 博 中京女子大学
短期大学部
14:10 C-8 高校教科「情報」 Excelにみる学習環境と高校情報の大学への影響−2005年、2006年との比較− 野呂 一仁 立正大学
14:30 休 憩(10分)
14:40 C-9 リテラシー教育 コンピュータリテラシー教育におけるかな文字入力方法の検討 吉岡 亨 日本工業大学
15:00 C-10 リテラシー教育 情報教育に対する短期大学生の潜在的スキル調査 杉野 真紀 池坊短期大学
15:20 C-11 リテラシー教育 アジアにおける情報倫理意識比較調査 木川 裕 武蔵野学院大学
15:40 休 憩(20分)
16:00 C-12 教育評価 授業改善を目的とした授業アンケートの効果的活用法 大野 博之 青山学院大学
16:20 C-13 教育評価 学生、企業のIT教育に関するアンケート調査と教育改善について 谷口 唯成 東海大学
16:40 C-14 教育評価 PDCAシステムを導入した先進的授業改善 田中 康正 鎌倉女子大学
17:00 休 憩(10分)
17:10 C-15 教育評価 講義到達度評価の標準化指標 小無 啓司 流通科学大学
17:30 C-16 教育評価 全学一斉公開授業制度−システムによる支援− 平越 裕之 流通科学大学
17:50 C-17 教育評価 電子アナライザによる受講生理解度とシラバスの再評価:インストラクションのリデザイン 児島 完二 名古屋学院大学
10:00 D-1 医療系教育 医療情報教育における教材コンテンツの考察 岩上 優美 東京医療保健大学



10:20 D-2 医療系教育 単純X線撮影ポジショニングにおける自己学習Web教材の作成 松浦 佳苗 鈴鹿医療科学大学
10:40 D-3 医療系教育 ウェブログを用いた細胞判読トレーニング 郡 秀一 杏林大学
11:00 休 憩(30分)
※D−4は都合により発表中止
11:30 D-5 教育方法 栄養士養成施設におけるICT教育 中ノ瀬 千尋 東京文化短期大学
11:50 展示会 出展内容紹介(20分)
12:10 休 憩(80分)
13:30 D-6 人文系教育 ICTを活用した文化探究学習の実践 坂本 旬 法政大学
13:50 D-7 人文系教育 中国古典文学の授業におけるIT教材の活用 丸山 茂 日本大学
14:10 D-8 人文系教育 e-Learningを活用した書道教育の試み 西山 明美 武庫川女子大学
14:30 休 憩(10分)
14:40 D-9 教材作成 学習環境のIT化とコンテンツ開発−対面授業と自学自習の統合を目指して− 佐藤 かおり 日本歯科大学
15:00 D-10 教材作成 ブレンディッドラーニングによる自学自習システムの構築 岩崎 光伸 近畿大学
15:20 D-11 教材作成 初級簿記教育デジタル支援システムの開発 小堺 光芳 立正大学
15:40 休 憩(20分)
16:00 D-12 e-Learning Moodleを利用したe-ラーニングの取り組みについて 岡田 良明 三重中京大学
16:20 D-13 e-Learning マネジメントゲームにおけるmoodleを用いた教育事例とその効果 田窪 美葉 大阪国際大学
16:40 D-14 e-Learning 基礎ゼミにおけるLMS利用 矢島 彰 大阪国際大学
17:00 休 憩(10分)
17:10 D-15 e-Learning 全人的教養教育を支援するe-LearningシステムSPES NOVAの開発 佐藤 喜一郎 東京理科大学
17:30 D-16 e-Learning マルチストーリーに対応したe-Learning CMSの開発 八尋 剛規 東海大学福岡
短期大学
17:50 D-17 e-Learning 理数系少人数教育のためのe-Learningシステムの開発−PSPを用いた実験実習支援システム− 竹内 謙  東京理科大学
10:00 E-1 教育支援 履修申請における乱数シミュレーション・ベースのクラス編成法 高橋 敬 岩手医科大学



西
10:20 E-2 教育支援 継続的・主体的学習を目的とした全学規模のICT活用型学習支援システムの構築 鶴田 直之 福岡大学
10:40 E-3 教育支援 継続的な修学指導を目的としたICカードによる全学的な出席管理システムの構築 奥村 勝 福岡大学
11:00 休 憩(10分)
11:10 E-4 教育支援 インターネットを活用したインターンシップ・サポート・サイト 小柴 達美 産業能率大学
11:30 E-5 教育支援 インターネットを利用した再履修学生のサポート 中田 美喜子 広島女学院大学
11:50 展示会 出展内容紹介(20分)
12:10 休 憩(80分)
13:30 E-6 メールと携帯の利用 Spamフィルタの運用とユーザインタフェースの改良 星 憲司 東北薬科大学
13:50 E-7 メールと携帯の利用 大学における携帯電話を利用したメールシステムの構築 山本 孝一 浜松学院大学
14:10 E-8 メールと携帯の利用 紙課題のメールによる返却を半自動化するシステムの試作 藤間 真 桃山学院大学
14:30 休 憩(10分)
14:40 E-9 メールと携帯の利用 メールを用いた授業における学習内容確認と是正 高橋 勝美 女子栄養大学
15:00 E-10 メールと携帯の利用 講義支援携帯システム 鈴木 信雄 熊本学園大学
15:20 E-11 メールと携帯の利用 学生指導に活かせる携帯電話を用いた授業支援システムの構想 松永 公廣 摂南大学
15:40 休 憩(20分)
16:00 E-12 教育支援 教員−学生間連絡システムの構築と運用 −マルチメディアシラバスを利用して− 川合 治男 東京成徳大学
16:20 E-13 教育支援 SNSによる創造性教育支援法の開発とその評価 奥 正廣 東京工科大学
16:40 E-14 教育支援 共有ファイルと表計算ソフトを活用した集計・分析支援ツール 岸川 洋 九州情報大学
17:00 休 憩(10分)
17:10 E-15 教育支援 デジタルノートテイクによる講義保障 今村 俊介 吉備国際大学
17:30 E-16 教育支援 Web知識情報のメタデータベース構築と教育構造モデルについての研究 犬塚 潤一郎 実践女子大学

●展示会(約40社)  当日11:00から6日(木)16:30まで開催
教育支援システムや学生サービス業務、ネットワーク環境、セキュリティ対策など、大学に関連した製品やシステムを、当協会の賛助会員企業が出展した。

出展企業名、出展内容 こちら


 9月6日(木)

●事例紹介
「FDのためのスキル」」

FDの重要な項目として教育の改善があるのも事実であり、それを実際に行うには適切なシナリオや技術に基づく必要がある。ここでは、具体的な手法についてFDのためのスキルの方法論と実際について解説いただいた。

「グループ学習のための教育技術」
創価大学教育学習活動支援センター長 関田 一彦 氏

「問題解決型授業」
青山学院大学経営学部教授 玉木 欽也 氏


「授業のシナリオづくり」
名古屋学院大学商学部教授 岸田 賢次 氏


●事例紹介
「学習管理システムの活用」

学習管理システム(Learning Management System、 LMS)とは何か、期待される導入効果、教育実践による改善効果とその評価の問題点を最初に解説され、代表的なWeb-Based e-Learning Systemであり、Open Source SoftwareでもあるMoodle、 CEAS、 Japricoについて3件紹介された。

「オープンソースの学習管理システム」
早稲田大学メディアネットワークセンター教務主任 瀧澤 武信 氏

「Japrico 」
早稲田大学理工学術院教授、メディアネットワークセンター所長 深澤 良彰 氏

「Moodle」
園田学園女子大学国際文化学部教授 山本 恒 氏

「CEAS」
関西大学環境都市工学部教授、教えと学び連環室室長 冬木 正彦 氏


●紹介
「情報管理対策」

大学が個人情報保護対策の継続的な見直しと改善を図り、社会的責任を果たすことが求められていることを踏まえ、札幌学院大学における情報漏洩と情報セキュリティに関する対策について紹介された。また、技術的な対策の取り組み事例として、日本女子大学での事務用PCにおけるファイル持ち出し管理システムの紹介、立命館大学におけるシンクライアントシステムの導入事例が紹介された。

「情報漏洩対策」
札幌学院大学情報処理課長 斉藤 和郎 氏

「技術的な対策の取り組み事例」
日本女子大学管理部システム企画課 磯田 大輔 氏
立命館情報化推進機構情報システム課長 崔 幸浩 氏

日本女子大学 磯田大輔 氏 立命館 崔 幸浩 氏

●紹介
「ソフトウェア適正管理のガイドライン」
私立大学情報教育協会

ソフトウェアを適正に管理するためのガイドラインについて説明され、ソフトウェア・ハードウェア購入のための補助金(半額補助金、6月に申請)が用意されているので、これらを利用してほしい旨の報告があった。

●報告  
「サイバー犯罪の現状と課題」
警察庁情報通信局情報技術解析課課長補佐 河石 勇 氏

サイバー犯罪や情報セキュリティ事案の発生件数が増加している一方、情報通信インフラへの依存度は大きくなっており、内容の多様化・深刻化が報告された。また、詐欺・フィッシング・児童対象犯罪関連・違法物品売買・著作権侵害・情報漏洩といった具体的事例を紹介され、ボットネットや標的型攻撃といった、今後被害が拡大すると予想される種類の攻撃についても説明をされた。これらへの大学の取り組みとして、学生へのリテラシー教育、事務・教育を含めた情報セキュリティ対策、サーバのログなど、証跡の適切な管理・運用が必要であると述べられた。

●紹介
「個人認証技術」

セキュリティ対策のための個人認証技術の紹介として、慶應義塾大学における電子署名つきメール導入の導入事例と、顔画像認証の技術の動向と導入事例についてパナソニックSSマーケティング(株)より紹介された。

「電子署名つきメール導入事例」
慶應義塾大学インフォメーションテクノロジーセンター本部
課長 金子 康樹 氏
課長代理 浅見 健次 氏
慶應義塾大学 金子康樹 氏 慶應義塾大学 浅見健次 氏

「顔画像認証の技術と導入事例」
パナソニックSSマーケテング(株) 商品事業本部 AV&S事業部
営業推進グループ事業推進チーム チームリーダー 藤田 茂 氏
JUCE 私情協事務局 
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