社団法人私立大学情報教育協会


 
日 時   平成22年9月1日(水)・2日(木)・3日(金)
 
会 場   アルカディア市ヶ谷(東京、私学会館)
           東京都千代田区九段北4-2-25 TEL:03-3261-9921  マップ 
           JR中央線(総武線)/地下鉄南北線・有楽町線・都営新宿線 「市ヶ谷駅」下車 徒歩2分
 
主 催  社団法人私立大学情報教育協会
後 援  文部科学省(予定)
 
テーマ 「大学の社会的責任について考える」
 
開催趣旨

 大学における専門分野の基礎的な学びが社会的・職業的な場で発揮されていない。また、自主的に取り組む意欲と行動が弱体化してきており、指示待ちの受け身人間が多くなっているなど、大学卒業生に対する社会での評価が厳しい。一方で日本の将来を決する人材育成に向けて、国・社会から改めて大学教育の質保証に強い取り組みが要請されてきている。
 そこで今回は、持続的就業力の強化を図る教育課程や教育プログラムの工夫、学外からの評価・支援を受けるための教育情報の積極的な公表、ICTを活用した教育・学習支援の戦略、社会人として身につけるべき情報活用教育、クラウド利用による持続可能な情報環境の構築を中心に考察し、危機意識を共有する中で人材育成の公的機関としての社会的責任の在り方について認識を深める。 また、公募によるICTを活用した教育や支援の事例紹介、大学・企業連携によるICT導入・活用事例紹介(ポスターセッション)を通じて、各大学の取り組みや現状を把握するとともに、ICT活用による教育、支援の改善策を模索する。

 
参加対象  国公私立大学・短期大学の教職員、賛助会員
 

開催プログラム   申込方法は こちら

9月1日(水) 全体会

 若者たちが働く意欲を減退させてきており、日本の持続的発展に大きな不安が漂い始めている。人材育成の成果すべてが大学教育に起因するものではないが、生涯を通じた持続的な就業力の育成を目指し、豊かな人間形成と人生設計に資する教育への取り組みが大学にあっても指摘されてきている。国としての支援、大学設置基準によるキャリア形成教育の義務化に求める教育課程及び教育プログラムの工夫改善への取り組み、社会からの評価及び支援を獲得するための教育情報の公表などを振り返る中で、大学としての社会責任の在り方について共通理解を深める。

10:00 開会挨拶
   向殿 政男 会長(社団法人 私立大学情報教育協会)

10:05 就業力向上のための国の取り組み
   大学生の就業力を強化するための国の対策として、社会的・職業的な自立を目指した指導等の大学設置基準での義務化、就業体験を卒業単位に認定するなど就業力への積極的な取り組みをする大学への財政支援、また、私立大学への就職危機脱出のための緊急対策としての就職相談員の配置などの一体的な取り組みについて説明を受け、大学としての具体的な対応について理解を深める。
   文部科学省    喜久里 要 氏(高等教育局大学振興課専門官)

11:00 就業力育成に向けたキャリア形成支援への取り組み事例
  専門教育や一般教育の全体を通じてのキャリア教育志向の取り組み、幅広い職業意識の形成等を目的とする授業科目の実施、地域社会との連携による一般的な職業観・勤労観の育成、すべての学生がインターンシップに参加することが可能な取り組みなどから事例を紹介し、大学としての就業力強化の重要性について共通理解を深める。
   東京女学館大学  加藤 千恵 氏(国際教養学部教授、GP推進室長)
   金沢工業大学   藤本 元啓 氏(学生部長、基礎教育部教授)
   武蔵野大学     久富  健 氏(教務部長、環境学部教授)

12:20 休憩

13:30 就業力育成に向けたキャリア形成支援への取り組み事例  (午前より続き)
   目白大学      安田 和紘 氏(学務部長、経営学部教授)
   静岡産業大学   鈴木  守 氏(経営学部就職支援グループ長)
             中村 直美 氏(経営学部就職支援グループ主任)
   首都大学東京   林  祐司 氏(大学教育センター 准教授)

14:50 自律・自立を促す初年次教育の実態と課題
  就業力に欠かせない学習態度として、受動的な学習から能動的で自律的・自立的な学習態度への転換を目指す初年次教育の取り組みが重要である。また、その成果を大学は、積極的に社会に公表する社会的責任があることを確認する。
   学校法人河合塾  谷口 哲也 氏(教育研究部教育研究部統括チーフ)

15:30 休憩

15:45 説明責任としての教育情報の公表
  人材育成という公的役割を付託されている大学は、自らの教育活動の状況・成果・課題などについて、積極的に説明責任を果たす義務がある。しかし、情報公開の現状は極めて消極的である。このような中、文部科学省では省令を改正し、情報の透明化を促進するとしており、情報公開の義務化、努力義務に対する大学での受け止め方を確認する。
   文部科学省    喜久里 要 氏(高等教育局大学振興課専門官)

16:20 終了


会場

3
階

富
士

▲top


9月2日(木) テーマ別自由討議

午前3分科会、午後2分科会を同時に実施します。
会場
10:00 〜
12:30
【分科会A】 学習管理システムによる教育・学習支援の取り組み
 学生一人ひとりの学習成果を確かなものにするには、学生の理解度を把握し、学びに応じた学習環境の整備が重要になる。学習環境として、教材配信やアンケートはもとより、指導・助言のフィードバック、コミュニケーションなどの機能を備えた学習管理システム(LMS:Learning Management System)が必要である。こうしたシステムを導入し活用している事例を紹介し、LMS活用の効果について考察する。
課題提起: 帝京大学  渡辺 博芳 氏(理工学部教授、ラーニング開発室)
        桜美林大学 鈴木 克夫 氏(大学アドミニストレーション研究科教授)
5
階

大
雪
西
10:00 〜
12:30
【分科会B】 ICTを活用したジェネリックスキル(汎用的能力)育成の教育プログラム
 1年次を対象としてきたライティングスキルやコミュニケーションスキルなどの汎用的能力を身につけさせるには、4年間を通じた教育の中で育成していく必要がある。それには、専門教育の中でジェネリックスキルの活用ができるよう、ICTを活用したeラーニングなどの教育プログラムの整備が望まれる。事例を通じて専門教育と一般教育との統合の重要性を確認する。
課題提起: 創価大学  関田 一彦 氏(教育・学習活動支援センター長)
        東海大学  山本 義郎 氏(教育支援センター次長 )
5
階

大
雪
東
10:00 〜
12:30
【分科会C】 質保証を補完するための支援システム
 学生の質保証を実現するためには、常に学生が自らの学びの到達度について評価・確認し、学生一人ひとりに不足している能力を大学側で補完する仕組みづくりと支援体制が不可欠である。これらを実現するための一つの方法として、ICTを活用した学生カルテ、学習ポートフォリオがある。事例を踏まえて学生の質保証を補完するための新しい教育支援について考察する。
課題提起: 千歳科学技術大学 小松川 浩 氏(総合光科学部教授)
        広島女学院大学  中田 美喜子 氏(生活科学部准教授)
5
階

穂
高
西
12:30 〜
12:45
大学・企業によるICT導入・活用事例(ポスターセッション)の概要紹介
各
会
場
12:45 〜
14:00
休憩
14:00 〜
16:30
【分科会D】 学士力を実現するための情報活用能力
 これまでの情報教育は、基礎的な情報通信技術の習得に比重が置かれていたが、本質的な学びを目指す学士力の構成要素として機能することが要請される。本協会でとりまとめた情報活用能力を踏まえて、剽窃、情報の信頼性、知識と情報の解析力、情報倫理などの重要性を理解し、FDとして情報活用教育の重要性、教育課程での対応などの取り組みについて認識を深める。
課題提起: 私立大学情報教育協会 情報教育研究委員会
5
階

大
雪
西
14:00 〜
16:30
【分科会E】 クラウド利用による情報環境の在り方
 情報投資の費用対効果を高めるため、ソフトウェアや情報機器の利用によるクラウド環境への転換が話題となっているが、クラウド利用によるメリット、デメリットについて理解を共有し、大学として持続可能な情報環境が維持できるよう導入大学の事例を踏まえて有用性の是非を考察する。
課題提起: 静岡大学     井上 春樹 氏(情報基盤センター副センター長)
        東京工科大学  田胡 和哉 氏(コンピュータサイエンス学部教授)
5
階

大
雪
東
 
16:45 〜
18:00
情報交流会  ※別途、参加費3,500円が必要です
6
階
伊
吹
 
12:30 〜
17:00


大学・企業によるICT導入・活用事例(ポスターセッション)

詳細は こちら よりご覧下さい(PDF)

5
階
廊
下


併催
短期大学教育改革ICT戦略会議
 
 日時  9月2日(木) 12:20〜15:00
 場所  5階穂高東
●事例紹介「社会的・職業的自立を目指した教育の実践例」
                  湘北短期大学
●事例紹介「ICT活用による人間力獲得のためのシステム」
                  山梨学院短期大学
●全体討議「連携の中で問題解決を図る〜教育戦略の探求〜」
 課題提起「短期大学コンソーシアム九州の発足経緯と活動方針」
                  東海大学福岡短期大学
 提 案「短期大学連携によるリメディアル教育の提案」
                  本協会 短期大学会議教育改革ICT運営委員会

開催要項、申し込みは別途、 こちら よりご覧願います。



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9月3日(金) 大会発表 (75件)


教職員によるICTを活用した教育・支援環境の事例紹介 (各発表タイトルや発表者名は、一覧で参照下さい)

各発表タイトル、発表者名の一覧
こちら

【発表中止】 A-7、A-15、D-2

 
会場
5階 穂高東
5階 穂高西
5階 大雪東
5階 大雪西
6階 阿蘇西
5F 廊下
10:00
A-1
B-1
C-1
D-1
E-1
大学・企業連携によるICT導入・活用事例紹介

(ポスターセッション)


詳細は
 こちら より

ご覧下さい
(PDF)
10:20
A-2
B-2
C-2
発表中止
E-2
10:40
A-3
B-3
C-3
D-3
E-3
11:00
休憩(10分)
11:10
A-4
B-4
C-4
D-4
E-4
11:30
A-5
B-5
C-5
D-5
E-5
11:50
大学・企業連携によるICT導入・活用事例紹介の概要(20分)
12:10
休憩(80分)
13:30
A-6
B-6
C-6
D-6
E-6
13:50
発表中止
B-7
C-7
D-7
E-7
14:10
A-8
B-8
C-8
D-8
E-8
14:30
休憩(10分)
14:40
A-9
B-9
C-9
D-9
E-9
15:00
A-10
B-10
C-10
D-10
E-10
15:20
A-11
B-11
C-11
D-11
E-11
15:40
休憩(10分)
15:50
A-12
B-12
C-12
D-12
E-12
16:10
A-13
B-13
C-13
D-13
E-13
16:30
A-14
B-14
C-14
D-14
E-14
16:50
休憩(10分)
終了
17:00
発表中止
B-15
C-15
D-15
17:20
A-16
B-16
C-16
D-16
18:00
終了     

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申込方法

Webからの申込み

現在は当日申込のみ受け付けております。当日会場受付へお越し下さい。
受付 9月1日:3F  9月2日、3日:5F

申込みシステムは、通信情報の漏洩防止のため、(株)リブラス〔本協会賛助会員〕のSSLサーバを使用し、通信を暗号化しております。
FAXでの申込み 現在は当日申込のみ受け付けております。当日会場受付へお越し下さい。
受付 9月1日:3F  9月2日、3日:5F
申込内容で当協会が取得する個人情報は、下記の目的により利用します。 「大学名、氏名、所属(学部、部署)」は、当日配布する資料(冊子)に参加者名簿として掲載します。「電子メールアドレス」は、今後の事業案内の連絡先情報として利用します。

申込締切

 8月26日(木)

 ※締切日以降の申込や当日申込も受け付けますが、締切日までに申込まれた方の大学名、氏名を当日配布の予稿集の参加者名簿に掲載します。

 

参加費振込

 できるだけ8月27日(金)までに振込み下さい。 間に合わない場合は、大会以降のお振り込みでも構いませんが、領収書は後日お送りします。

 一括申込みの場合:振込依頼人名には、大学名(社名)の他にできるだけキャンパス名または部署名を入れて下さい。
 個人申込みの場合:振込依頼人名には、大学名と氏名の両方をできるだけ入れて下さい。

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振込先

                             (シャ)シジョウキョウ(タイカイサンカヒ)
りそな銀行市ヶ谷支店 普通口座 0434635 (社)私情協(大会参加費)
〒102-0073千代田区九段北4-1-14No.1山崎ビル4F TEL:03-3261-2798
 
*振込手数料は申込者各自で負担願います。
*8月30日(月)までのキャンセルは、参加費から振込手数料を差し引いた金額を返金します。それ以降のキャンセルについては、資料代(送料含む)、振込手数料、その他実費(情報交流会申込みの場合)を請求させていただき、後日資料を郵送いたしますので、ご了承下さい。
 

参加費

 

3日間参加で割引に!
 加盟校 21,000円→18,000円 非加盟校 42,000円→36,000円
 ※9月2日「情報交流会」は別途、下記の参加費が必要です
  ※9月3日発表者は全プログラムに参加可能(申込不要)ですが、9月2日情報交流会は一般申込み・参加費が必要です

※参加費はすべて
税込金額
9月1日(水) 9月2日(木) 9月2日情報交流会 9月3日(金)
加盟大学・短期大学、
賛助会員
7,500円
7,000円
3,500円
6,500円
非加盟大学・短期大学
15,000円
14,000円
3,500円
13,000円

 

送付・問い合わせ先

 社団法人私立大学情報教育協会
 〒102ー0073 東京都千代田区九段北4−1−14 No.1 山崎ビル4階
 TEL:03-3261-2798 FAX:03-3261-5473
 (問合せ専用)