法学分野の情報活用能力育成に向けた授業事例

【法学分野における情報教育のガイドライン】
到達度 該当○
 ICTを活用して、法に関する知識情報の所在を知り、アクセスして収集することができる。
◆ICTを活用して、収集した知識情報の特性と信頼性を吟味し、整理・分析することができる。  

 整理・分析された法的知識をまとめ、情報処理技術を活用し、情報倫理に配慮して、表現することができる。

 
ぁ.愁侫肇ΕД△鰺僂い董∋例問題を分析し、事実の概要を整理してわかりやすく示すことができる。
ァ〇例問題解決に適用可能な法ルールをICTを用いて検索・発見することができる。

ΑICTを用いて、法ルールを事実に適用し、法の解釈を行い、妥当な法的解決を見出し、その結果を結論と理由として表現できる。

А々い視野から紛争の予防および生活や社会の発展のための批判やプランニングにICTを活用することができる。

 
【授業情報】
東海大学 法学部法律学科教授 大塚 滋 氏
科目名:法学方法論
対象学年:1年次 クラス規模: 合計300名程度
必修必修選択選択随意 授業形態:講義実習その他(    )

情報活用能力の育成を目指した授業の概要

 全解釈方法について講義で解説した後、指定した最高裁判例を、データベースを利用して検索し、当該判例の用いた解釈方法が何かを分析する課題と、解釈方法を指定して、同様にデータベースを用いてその方法を採用した最高裁判例を検索し、さらに当該事件に他の解釈方法を応用した判決主文を書かせるという課題を出した。課題の第一の狙いは、解釈方法の理解を深めることと応用力を試すところにあるが、それとともに、ICTを用いた情報検索力を育てることも狙いとしている。1年次生を対象とした科目で、課題内容的にややハードすぎないか、との意見も教員からいただいたが、300人以上の受講者のうち約1割程度の学生は、予想を上回る検索力、応用力を示してくれた。そして、ほぼ全員に、データベースを用いた判例検索を経験させ、判例を全文読むという経験をさせたことについては、多くの学生たちから、大変だったが今後の学習に役立つ、との感想をもらった。
 二つの課題のうち第一のものは検索対象判決を特定しているので容易なのですが、第二のものは膨大な数の中からの抽出なので、要領がつかめていない学生には少々荷が重かったようです。そこで、対象判例の時代を絞り込みました。
 また、課題の内容として、冒頭に各解釈方法の定義をさせ、その定義を踏まえさせることで応用をより容易にしました。

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