開催報告
- 日程： 平成24年7月5日(木) 12:45開始〜7日(土) 正午解散
- 会場： 浜名湖ロイヤルホテル（静岡県浜松市）
- 参加者： 132 名（67大学）
研修の模様
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| 全体会 | 岡本史紀氏(芝浦工業大学) | 木村増夫氏(上智大学) |
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| 石井博文氏(芝浦工業大学) | 斉藤和郎氏（札幌学院大学） | 土肥順一氏（京都産業大学） |
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| グループ討議 | グループ討議 |
研修方針
開催趣旨
本協会では大学職員の職務能力の開発・強化を支援するため、情報通信技術（ICT）を活用した大学改革の企画・提言力、教育・学習支援力、人材育成支援力、それを支える持続可能な情報環境構築力等の養成を目的として研究講習会を実施しています。
本コースは、参加者がICT活用の可能性や工夫について基礎的な理解を深め、大学の管理運営や教育活動の充実に向けて主体的に取り組む考察力の獲得を目指します。
本コースのねらい
開催趣旨に基づき、参加者が次のような成果を獲得することを目指します。
- ICTの活用が大学の管理運営、教育活動の充実に果たしている役割を認識する。
- 業務改善にICTを積極的に活用する姿勢を身に付ける。
- 目的達成のために、ICTの可能性や工夫について考察できるようにする。
受講対象者
私立大学・短期大学に所属する職員 ※勤務年数の浅い方々や他業種からの転職者で、当協会への加盟・非加盟は問いません。
日程
平成24年7月5日(木) 12時45分 〜 7日(土) 正午解散
※ 詳細スケジュールはタイムテーブルをご覧下さい。
会場
浜名湖ロイヤルホテル
（〒431-0101 静岡県浜松市西区雄踏町山崎4396-1 �� 053-592-2222）
※本研修は合宿研修となります。参加者は全員上記ホテルへ宿泊いただきます。
※原則として1部屋2名で、部屋割りは当方で行います。健康管理については十分にご留意ください。
※シングル利用での希望を受け付けますが、先着６０名までとさせていただきます。
※最寄り駅ＪＲ東海道本線「舞阪」駅（浜松駅より約5分）より送迎バスを用意しております。
募集定員
200 名
参加費
加盟校・・・1名につき28,000円 ／ 非加盟校・・・1名につき56,000円 加盟校情報はこちらをご覧ください。
参加費の支払い方法は、「参加費の支払い」をご覧ください。
その他に、宿泊費（2泊5食付）として27,500円を1日目受付時に直接ホテルへお支払いください。また、シングル利用の場合は、宿泊費として33,500円をお支払いください。
申込方法（締切を延長しました）
各大学で参加者を取りまとめ、6月30日(土)までに、申込ＷＥＢページからお申込いただくか、「参加申込書」にご記入いただきＦＡＸで申し込みください。参加申込者についての必要事項は必ず全員分記入してください。締切日以降も定員に余裕があれば受付けますので、お問い合わせ下さい。
FAX:03-3261-5473（お問い合わせTel: 03-3261-2798）
参加費の支払い
参加費は、大学ごとに一括して6月29日(金)までに銀行振込によりお支払いください。
＜振込先＞
りそな銀行 市ヶ谷支店 普通預金口座
口座番号： ００５４４０９
名 義 人： 私情協
シジョウキョウ
※お願い：振り込み名義に「k24」の記号を追記願います。WEB申し込みで振込Noが付与された場合にはその記号の追記をお願いいたします。（他のイベント振込と区分けをするために、ご協力をお願いいたします）
※キャンセルの場合は6月28日(木)までにご連絡いただければ振り込み手数料を差し引いた参加費を返金します。それ以降のキャンセルは、資料代等の実費を請求します。
※当日のキャンセルは、ホテルのキャンセル料が100%発生しますのでご了承願います
プログラム概要
第１部
開会挨拶
岡本 史紀氏（芝浦工業大学名誉教授 運営委員会担当理事）
イントロダクション
説明者：木村 増夫氏（上智大学学生局長、運営委員会委員長）
講義１
テーマ：大学改革におけるICT活用の重要性を理解する
講師：石井 博文氏（芝浦工業大学専務理事）
大学改革を推進するには、教職員の叡智を結集した新たな価値創造が求められている。ICTの活用も、従来の業務処理から教職協働でネット上で対話を行い、創発的に議論を展開し、適切な意思決定をする手段へと質的に変化してきている。
大学の管理運営、教育研究活動の充実を図る戦略として、情報を多面的に活用することの重要性と情報を体系化・統合化する仕組み作り及び教職員が情報を活用してどのように新しい課題に関与すべきか、「教育情報の公表」を題材にして、創発的な議論を形成する手段としてICT活用における可能性と課題を解説する。
講義２
テーマ：ICTを活用した主体的な学修環境の構築
講師：斉藤 和郎氏（札幌学院大学教務部事務部長、運営委員会副委員長）
土肥 順一氏（京都産業大学情報センター課長、運営委員会委員）
一方向型の授業が多いため、学生が自発的に学習をすることが極めて少なくなっている。また、教室外の学習時間を確保する組織的取り組みも進んでいない。単位の実質化を図るためには、学生自らが考える仕組みを構築することが重要で、ICT環境の中で事前・事後学習及び学習到達度の点検・評価を実現する仕組みが必要不可欠となりつつある。
教育の質的転換を図る取り組みとして、ICTを活用した主体的な学修環境について課題を整理する。
全体討議
テーマ：ICTの戦略的活用を実現するための大学職員の役割
登壇者：
岡本 史紀氏（芝浦工業大学名誉教授、運営委員会担当理事)
石井 博文氏（芝浦工業大学専務理事）
斉藤 和郎氏（札幌学院大学教務部事務部長、運営委員会副委員長）
土肥 順一氏（京都産業大学情報センター課長、運営委員会委員）
井端 正臣氏（私立大学情報教育協会事務局長）
進行役：
木村 増夫氏（上智大学学生局長、運営委員会委員長）
講義１、講義２を踏まえて、参加者からの質問・意見、参加者への問い掛けも取り入れた、双方向の議論を交わすことにより理解を深めていく。その上で、大学改革の推進や主体的な学修環境の構築など、ICTを戦略的に活用するために職員が果たす役割や身につけるべき能力（「職員力」）について多角的視点から関連付けを確認する。
第２部
グループ討議概要
大きく３つのステップに分けて段階的に行い、最終日の発表会につなげる。各ステージに到達度評価項目と指標を設け、自己評価により到達度を確認する。
＊グループ討議は8名程度で１グループを、4〜5グループで1班を組み、班ごとに部屋を分けて行います
ステップ１ （1日目16:30−17:15、2日目9:00−10:30）
第１部を参考にして、グループ討議で扱うICTを活用した大学改革、教育改革、学習環境改善等の具体的なテーマを決める。続いて、その目的、ねらい、目標、成果のイメージ等について、グループ内で共有する。
テーマ例） 単位の実質化を図るために、ICTを活用して学修環境をいかに改善するか
ステークホルダーとのコミュニケーションツールとしてWebサイトを活用するには
★到達度評価
・課題発見能力：大学が抱える諸問題について、その本質的な課題を探るため、多様な
観点から事象を分析しようとする態度を持つ。
ステップ２ （2日目10:45−17:30）
選定したテーマについて、それを実現するためにはどのような段取り、組織・体制づくり、経営リソース（人・モノ・金・情報）が必要になるか、ICTをどのように活用するか、想定される課題・障害とその対応方法、成果や達成度の評価指標について討議を行い、「企画書」としてまとめる。
★到達度評価
・創造的思考力：課題解決を図るため、積極的にアイデアや意見を述べて、創造的な議
論を、促そうとする態度を持つ。
・コミュニケーション能力：他のメンバーの意見やアイデアを尊重し、議論を発展させるため
にお互いに協調しようとする態度を持つ。
・スキルを使う姿勢と態度：討議を通じて学んだ成果を認識し、これを常に磨きながら、自
身の大学の教育改善に使おうとする態度を持つ。
ステップ３ （3日目9:00−12:00）
「企画書」に基づき発表用スライドの作成、発表練習、想定問答集の作成を行う。
★到達度評価
・プレゼンテーション能力：グループでの討議内容を他のグループに分かりやすく伝えるた
め、相互に協力しながらスライドを作成する。
発表会・意見交換会
班単位で、各部屋において、企画書発表会、他グループからの質疑応答、意見交換を行う。
★到達度評価
・発展的思考力：質疑応答や他グループの発表から、新たな着眼点や改善点を発見して、
それを相互のブラッシュアップにつなげようとする態度を持つ。
省察・アンケート記入
グループ討議の経過、発表会・意見交換会を踏まえて、企画書、発表、質疑応答等について省察を行う。最後に参加者アンケートを記入・提出する。
事後研修
省察を踏まえて、グループとしての研修報告をA4で1枚にまとめ、「企画書」と発表スライドを添付資料として７月末までに提出する。 提出先：kisoko2012@juce.jp
タイムテーブル
お問い合わせ
公益社団法人私立大学情報教育協会事務局
〒102-0073千代田区九段北4-1-14 九段北TLビル4F
TEL:03-3261-2798 FAX:03-3261-5473
