第5分科会 多様な学生に対するきめ細かなキャリア形成支援

討議概要

本分科会は、「多様な学生に対するきめ細かなキャリア形成支援」のテーマの下、事前レポートにより各校の現状と抱えている課題を提示していただき、それらを踏まえた上で、討議の中心テーマを検討することからスタートした。

今回は参加メンバーが7名(内1名は賛助会員)と少なかったことを生かして、討議をできるだけ丁寧に進めるよう心がけた。まず、事前レポートに基づいて各校の実情を全員が確認し、次に、その中の1校からミニ事例紹介として、IT活用の具体例をご報告いただいたところ、それを契機に種々の意見が活発に述べられるようになった。そして皆の関心事の最大公約数として、現役学生がなかなかOBと触れ合う機会がなく、社会への関心を高め、職業観を醸成する契機が不足がちであるとの共通認識から、「IT活用によるOBを巻き込んだ双方向キャリア開発支援」が具体的なテーマとなった。

 分科会の討議を纏めるにあたっては最終的に「現代GP」の申請書の形に落とし込むことを課したため、全体への目配りが先にたち、若干、議論に深みが足らず、やや形式的・表面的に流れた点もあったが、概ね問題点は共有され、SNSやバーチャル訪問、サテライトガイダンスなど、ITをいかに組み合わせればより効果的サポートができるかを検討し、一応の成果は得られたものと考えられる。

 ただ反省点として、企業側の参画を促す施策が明確でなく、もう少し企業の協力が得られ易いようにする視点が不足していたように思われる。

報告書

 

報告書全文

討議まとめ

(1)分科会のねらいに対する結論

 本分科会では、事例紹介を学びながら、「多様な学生に対するきめ細かなキャリア形成支援」という社会的使命を果たすために、肌理の細かいキャリア形成支援の創出をめざし、全員が積極的に討議を行った。「キャリア形成支援の理想モデルの創生」という課題に対して、各グループが自大学での日々の業務での問題点を基にし、限られた時間ではあったが、さまざまな意見、問題点から、支援モデルを創成することができた。

(2)討議テーマに対する結論

 本分科会では、「多様な学生に対するきめ細かなキャリア形成支援」をメインテーマとし、「独創的な支援プログラム」という課題に対して討議を行った。最終成果物としてまとめあげられたプログラムは、「IT活用によるOBを巻き込んだ双方向キャリア開発支援」がテーマとなった。

 分科会の討議を纏めるにあたっては最終的に「現代GP」の申請書の形に落とし込むことを課したため、全体への目配りが先にたち、若干、議論に深みが足らず、やや形式的・表面的に流れた点もあったが、概ね問題点は共有され、SNSやバーチャル訪問、サテライトガイダンスなど、ITをいかに組み合わせればより効果的サポートができるかを検討し、一応の成果は得られたものと考えられる。

 ただ反省点として、企業側の参画を促す施策が明確でなく、もう少し企業の協力が得られ易いようにする視点が不足していたように思われる。

資料/成果物

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