平成17年度大学情報化職員研修会
分科会概要



A−1    学生基本情報管理と活用


【分科会のねらい】
 魅力ある大学作りのため、職員の教育参加、教員とのコラボレーションの 必要性が唱えられて久しい。しかし、新たな教育支援サービスの展開となると、試行錯 誤の状態である。
 学生基本情報は、あらゆる業務の基礎となるデータとして、各大学でも有効活用が検討されている。例えば、「学生カルテ」ともいわれるように、一人一人の 学 生に対し、あらゆる角度から教育上のサポートを行う仕組みの試みも始まりつつあり、学生基本情報の新しい活用が話題となってきている。他方、個人情報保護 法の施行に伴い、基本情報全体について、大学としての情報管理、セキュリティ対策が喫緊の課題となっている。
 本分科会では、以上のような基本情報の新しい活用を視野に入れながら、 人材育成に必要な教育支援サービスの実現に向け考察していく。

【メインテーマ】
学生基本情報システムを利用した新たな教育支援

【サブテーマ】
  1. 学生基本情報の共有
  2. 職員の教育参加と教員とのコラボレーションによるチュータシステム
  3. 学生・父母のニーズに応えた学生支援サービスの充実
  4. 個人情報保護と安全管理

【対象者】
学生基本情報を利用または管理するすべての部門

【ミニ事例発表】
参加者事前レポートの内容をもとに、先進事例についてはミニ事例として発 表をお願いする。

【事前レポート】
討議を円滑に進めるため,参加者は以下の内容についてA4判1枚程度にま とめてレポートを事前に提出してください。
  1. 自校の学生基本情報システムの概要
    • 学生基本情報システムの有無
    • 各部署の連携とシステムのメンテナンスの現状
  2. 教育支援や学生サービス(就職,生活支援等を含む)に利用している具体例
    • 現在利用していない場合は参加者の考え
    • 職員の教育参加や教員との連携について
  3. 個人情報の安全管理について
  4. その他,討議・情報交換希望項目

A−2    財務・会計管理


【分科会のねらい】
 18歳人口による志願者の減少に加え、全入時代を間もなく迎えようとし ている今日では、学生の確保が最大の関心事となっている。学生が大学を選択する時代 となり、大学は学生に選ばれるような大学とならなければならない。それゆえに、これからの財務・会計管理に求められる視点は、人材育成を保証するための特 徴ある教育の実現が大学経営の基本戦略として共通認識されることである。
 それには、大学としての教育政策に基づいた財政計画の立案が不可欠であり、新しい教育創造のための組織・体制、システム構築、施設設備の充実など、教育 支 援の実現に向けた財務戦略、例えば新たな教育投資、コスト削減、収入の拡大策などを的確に対応しなければならない。他方、私立学校法の改正により、社会に 対して説明責任を果たすことが求められており、財務情報の透明化、公開が義務付けられている。
 本分科会では、大学経営に必要な経営情報システムとは何かという視点で、財務・会計管理部門から経営部門に対し、いかに経営情報を提供しているか、提供 方 法や提供内容をはじめ大学の短期・中期的財政計画立案のうえで必須となる情報とは何か、また経営者に必要な意思決定情報システムとはどのようなものなの か、事例発表を参考に以下のサブテーマに沿った内容について討議し、考察を行う。

【メインテーマ】
大学経営に必要な経営情報システム

【サブテーマ】
  • 予算編成・執行・統制システム
  • 短・中期財務計画シミュレーション
  • 財務状況の点検・評価システム
  • 外部資金の導入と情報化投資の管理
【対象者】
この分科会は、会計・財務情報に関係する部門(企画・経理・総務部門な ど)を対象とする。

【ミニ事例発表】
参加者事前レポートの内容をもとに各大学の状況報告をしていただき、先進 事例については、ミニ事例として発表をお願いする。

【事前レポート】
運営を円滑に進めるため、以下の内容を記載したレポートの事前提出をお願 いする。
  1. 参加者のプロフィール(大学名、所属(役職)、氏名、連絡先メールアドレス、勤続年数及び現職勤務年数)
  2. 自校の財務・会計システムの概要、導入・運用状況、効果、問題点
  3. 上記テーマ、サブテーマ、キーワードについての意見
  4. 本研修に関する討議希望事項(サブテーマ、キーワード)



A−3    教育学術情報


【分科会のねらい】
 いま、大学図書館に対する期待は、より実質的な教育支援のための情報 サービスに比重が移りつつある。そのため、膨大な学術資源の戦略的導入、授業理解や自 立的学習を促進させるような情報提供、教材を含む各種コンテンツ作成支援、知財を含む成果物の権利保護など、新たな諸課題をクリアしなければならない。
 この分科会では、こうした情勢下の図書館が大学の教育改革、人材育成にどのような政策展開が可能かを探ることを目的とし、具体的に新進の事例を紹介しな が ら教育の変化に符合する新たな取り組みなど利用者サービスの高度化に伴う諸問題について討議していく。

【メインテーマ】
「教育支援のための学術情報サービス」

【サブテーマ】
  1. 求められる情報提供の在り方
    データベース/電子ジャーナル・ドキュメント/学習コンテンツ・教材アーカイブ
  2. 教育を支援する高度サービス
    学術情報ポータル/Web&モバイルサービス/利用者教育
  3. 図書館サービスの法律課題
    著作権/個人情報保護/e-文書法(権利保護)
【対象者】
図書館部門、情報化(ICT)関連部門、教育サービス・学生サービス部 門、生涯学習部門等の職員

【ミニ事例発表】
  /参加者事前レポートの内容により数件のミニ事例を設定し、分科会席上での発表(20分/件)を予定している。なお、自・他問わず希望の場合は事前レポー ト にその旨記入を願う。

【事前レポート】
以下の事項について、A4判縦1枚横書きにまとめ提出いただく。
  1. この分科会への参加動機
  2. メインテーマ、サブテーマに関する貴校の取り組みの状況または展望
  3. 他大学との情報交換希望項目(特にある場合のみ)



A−4    大学Webサイト分析


【分科会のねらい】
 大学の特色発揮を広く社会に喧伝し,社会からの理解と支援を得ることが 大学戦略に欠かせないものとなってきている。教育・研究情報、産学連携情報、第三者 評価結果情報など、アカウンタビリティとしての情報開示が求められている。そのためには、他大学との差別化が図られるよう効果的な発信情報の取捨選択、 Webサイトのデザイン(情報の配置・階層・構成)が重要なポイントとなる。
 そこでこの分科会では、昨今,民間企業などが行っている大学ホームページランキングなどを参考に、上位にランクされたホームページの特徴を分析し、自大 学 のホームページとの比較を行い、大学における戦略的広報のあり方および推進体制などについて討議する。

【メインテーマ】
大学における効果的なWeb広報と情報発信

【サブテーマ】サブテーマ
  1. 広報媒体としてのホームページとその効果的な活用方法(学外,学内)
  2. 社会が求める大学情報と大学が発信すべき情報
  3. 戦略的なWebサイト設計
  4. 情報発信のための推進組織体制
  5. 大学の知財公開とセキュリティ

【対象者】
広報・企画部門及び大学情報を発信している関連部署

【ミニ事例発表】
  1. 参加者事前レポートの内容により数件の事例発表をお願いする。
  2. Webサイト制作会社から大学サイトについて参考事例を報告してもらう。

【事前レポート】
以下の項目について自大学の状況をA4サイズ2枚以内にまとめ,事前に提出していただく。
  1. ホームページアドレス
  2. 研修への参加目的
  3. メインテーマ,サブテーマに沿った自大学の現状と課題,今後の計画
  4. テーマに則った討議希望項目及び情報交換希望項目



A−5    情報化推進組織の管理運営


【分科会のねらい】
 教育改革が叫ばれている。これからの教育に求められるものは、教える授業から、学生一人ひとりが主体的に学ぶ授業を実現することである。従来はマス教育 としての情報システムが主体であったが、今後は学生一人ひとりがいつでもどこでも学習が可能となるような情報システムが求められている。情報システム部門 がこうした大学の活動全般(教育・研究・事務)に対し、現在どの程度まで能動的に関与しているのかを次の点から検証する。第一にITを活用した新しい教育 手法への対応として具体的な教員支援の在り方を事例に基づいて検証する。第二に教育研究用ITリソースの効果的運用に関し事例に基づいて、その利用実態、 対費用効果等を実証的に検討する。最後に個人情報保護法への対応に関するシステム面からの支援策をシミュレートする事によって大学総体へのセキュリティ保 障の可能性を模索する。

【メインテーマ】
 1)教育支援組織の立ち上げと運用について
  −獨協大学教育支援室の立ち上げと運用実態(事例報告)
 2)教育改善に必要な環境整備の確認
  −芝浦工業大学でのソフトウェア導入方式のオープン化と利用実態の把握(事例報告)
 3)教育現場におけるITを活用した個人情報保護法対策を考える(演習)
  −個別報告とグループ討議に基づく実際的な対策システムの策定

【サブテーマ】
1)ITを活用した教育支援
  ・ユーザーのITスキルアップ
  ・コンテンツの整備と活用
2)情報環境整備の方向性について
   ・インフラの整備
   −ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの経費と管理運用
   ・LMS、e-Learning、遠隔授業環境
3)個人情報保護法対策支援システムについて
    ・認証システム(ICカード、PKI、生体認証、暗号化、etc)
  ・シンクライアントシステム(ディスクレスPC、etc)
  ・セキュリティソリューション

【対象者】参加対象
1)情報システム部門の管理・監督職および中堅職員(前職を含めて3年以上の職務経験)
2)テーマに関心があり情報提供のできる他部門の職員

【事前レポート】
グループ討議でのミニ報告のためのレポートを提出していただく。
テーマ:大学における個人情報保護法対策をシステム的側面からどのように支援することができるか。
記載項目(A4、1〜2枚程度)
 1)氏名
 2)大学名
 3)所属(役職を含む)・在職年数
 4)現在の業務内容
 5)目下の関心事項
 6)連絡先
 7)業務用メールアドレス
 8)グループ討議テーマに基づくレポート
※    事例報告、現状報告、方策提案、業界トレンド報告等、内容は自由だがキーワードを参照しつつレポートを作成していただく。



A−6    ITを利用したコラボレーションシステム


【メインテーマ】
「教育支援を支えるコミュニケーションシステム」

【分科会のねらい】
 学生一人ひとりの品質を保証するという大学としての使命に応えていくには、教職員一体となってこの問題に対して、知恵を出し合い、様々な対策を講じていく ことが不可欠である。
 それには、縦割り組織の弊害を打破するために、組織を超えて大学構成員の間で課題を共有し、問題解決に向け密接な相互コミュニケーションが求められるとと もに、校友による情報提供、地域社会との情報交流を可能にするコミュニケーションシステムの再構築が課題となる。
 本分科会では、事例を参考に、さらに学内組織を超えて大学を取り巻く地域社会も視野に入れ、組織の壁を超えたバーチャル空間上での協業システムについて討 議し、実現のための問題点と効果的に活用していくためのポイントを探る。

【サブテーマ】
グループウェア/文書管理/ナレッジマネジメント/ポータルサイト/ホームページ
教育支援システム/相談・助言システム/セキュリティ/個人情報保護/掲示板/TV会議

【対象者】
 協業を推進する部門(企画・総務・人事部門など)、共有情報の活用部門(全部門)、情報環境を整備する情報部門など幅広い部門を対象とする。

【ミニ事例発表】
 参加者事前レポートの内容をもとに、各大学の状況報告をしていただき、先進事例については、ミニ事例として発表をお願いする。

【事前レポート】
 以下の内容を記載したレポートの事前提出をお願いする。
  1.  自校のITを利用した協業システムやそのシステムの概要、導入・運用状況、効果、問題点
  2.  上記テーマ、サブテーマ、キーワードについての意見
  3.  本研修に関する討議希望事項



B−1    学修支援


【分科会のねらい】
 ITを活用した学生の学修行動、すなわちシラバスの検索・閲覧、履修科目の検討から単位の取得までの一連の流れに焦点を当て、それぞれのプロセスにおける 効果的な支援のあり方について検討する。学生の学習活動を喚起し、主体的に学ぶ姿勢を醸し出すような学修支援環境の構築について、例えば、進路設計と履修 科目の相談・助言、GPA導入による学習意欲の刺激、試験結果の公表システムなど、教員側からの意見も参考に模索する。

【メインテーマ】
学生の視点に立った学修支援のあり方

【サブテーマ(キーワード)】
  1.  学生の学修行動(履修計画策定から登録、学習活動を経て、学習成果確認に至るまで)について
  2.  学修支援環境(組織・委員会、制度、支援システム[Webシラバス・Web登録・成績照会システム等])について
  3. 学修支援における個人情報保護法の連関について

【事前レポート】
以下の項目について、それぞれ簡潔に記述いただく(A4用紙1ページ以内)。
1)自大学における、
  1. 学修支援環境(組織・委員会、制度、支援システム等)の現状及び課題、
  2. 学修支援における個人情報保護法の対応
2)特に討議を希望するテーマとその理由


B−2 キャリア形成支援


【分科会のねらい】
 学生の価値観の多様化、就労意欲の低下は、学生の職業意識に影響を及ぼし、ニート・フリーターの増加といった深刻な社会問題を引き起こしている。人材育成 という社会の要請に大学が応えるためには、学生の就業観を涵養し、将来設計が可能となるような人間力の教育、例えば大学としての組織的なインターンシップ やワークショップなどの実体験型の教育をはじめとしたキャリア形成教育への転換が必要である。
 本分科会では、このキャリア形成教育を実現するためにIT活用の可能性と限界を模索し、効果的な情報活用のあり方を検討する。

【メインテーマ】
キャリア形成を支援するための効果的な情報活用

【サブテーマ】
  • 進路観の醸成、キャリア形成を支援する情報システムとは
  • 学生の状態や到達度に応じた的確かつ有益な情報提供のあり方
  • 社会と連携したキャリア支援を実現するための情報ネットワークの利用
  • インターンシップ、キャリア関連科目等の実践と効果
  • 教員と職員の協業体制、教員組織との連携、キャリア教育支援

【対象者】
就職支援・キャリア支援部門、教務部門等

【ミニ事例発表】
参加者の事前レポートの内容により、先進的な事例について発表をお願いする。
【事前レポート】
運営を円滑に進めるため、以下の内容についてA4サイズ1枚程度にまとめ、事前提出をお願いする。
1.参加者及び所属大学のプロフィール
(1)大学名、所属(役職)、氏名、連絡先メールアドレス
(2)勤続年数及び現職勤務年数(9月末日時点)
(3)就職支援・キャリア支援部門の体制
  (委員会等の構成、教員・専任職員・非専任職員の人数内訳)
2.キャリア形成支援の現状(実施状況、効果、問題点・課題等)
(1)4年間のキャリア形成支援策について
  (各種ガイダンス、個別面談、キャリア形成関連科目の開講、インターンシップ他)
(2)ITを活用したキャリア形成支援の取り組みについて
  (学生個人情報の管理と活用、学生とのコミュニケーション、Web等による情報提供他)
(3)教員組織との連携について
  (キャリア形成カリキュラムの構築、研究室における個別指導他)
3.討議希望項目(サブテーマを中心に)



B−3    人事制度改革とシステム構築


【分科会のねらい】
 社会に有用な人材を輩出するという大学の使命を達成するためには、職員の業務は教育・研究支援、キャリアアップ支援、それらを効果的に行うためのITの活 用など、より専門化・高度化している。業務の質、内容の高度化に対処して、充分に教育・研究支援活動に即した適切な人材を確保するためには、人材の有効活 用のための諸制度の見直しや検討を加え人事政策を立案していく必要がある。
 当分科会では、人事部門が自ら大学の教育・研究の政策とその支援について考え、人事としてのアプローチからそれを具現化させるための方法について討議、検 討する。

【メインテーマ】
 大学経営のための人材活用と人事制度

【サブテーマ・キーワード】
(1).人事制度の見直し
・教職員の業績評価・管理・業績・教育・管理(学校運営)評価などの評価基準への取り組み、(目標管理制度、成果主義、能力主義などの人事考課方法について)
・外部委託・人材派遣、部門の統廃合等
(2).人事でのIT活用
研修補完のためのe-ラーニング、教員のためのIT活用講習会等、人事システムの現状分析から今後のあり方等
【対象者】
 人事部門
【ミニ事例発表】
 参加者の事前レポートの内容から、数件の事例発表をお願いする。
【事前レポート】
 運営を円滑に進めるため、以下の内容についてA4サイズ1枚程度にまとめ、事前提出をお願いする。
  1. プロフィール
     (大学名、所属(役職)、氏名、連絡先メールアドレス、勤続年数及び現職勤務年数)
  2. 大学の紹介(学生数、教員数、職員数等)
  3. サブテーマ・キーワードに沿った、貴学の現状、取り組み、今後の課題
  4. ITを活用した現状の取り組みについて
  5. 情報交換、討議を希望するテーマ



B−4    教育方法と教育支援


【分科会のねらい】
 社会から大学の教育に対して質の保証が求める声が高まっており、大学の教育が評価される時代になってきた。学生の能力が多様化してきたことに伴い、大学も 教育内容を多面的に用意し、学生の能力に応じた授業の提供が避けられない事態になってきている。とりわけ、基礎学力が不足している学生には、授業の補完と しての学習環境(e-ラーニング等)を準備するほか、魅力ある授業を提供するためには、動機付けを中心とした教育方法が必要とされる。
 それには、教員の個人的な努力には限界がある。教材の電子化をはじめ、教材・素材の収集、著作権問題、教育改善のための教育内容の豊富化・高度化を意識し た授業形態が求められる。
 本分科会では、従来の教員・職員・組織にとらわれない教育支援体制の構築や新しい教育方法の展開、授業改善の取り組みとそのシステム化について、先進的な 大学の事例をもとに、教育支援システムのあり方を検討する。

【メインテーマ】
教育システムの新たな構築と学習活動に対するITの応用

【サブテーマ】
レポートシステム/e-Learning/教育支援のための組織・体制/コンテンツ作成体制/教務事務システムとの連携

【対象者】
 教育支援に直接、間接に関わっている方。または、本分科会の内容に関心のある方であれば部署、経歴等は問わない。

【ミニ事例発表】
 先進的な取り組みをしている大学から事例発表を予定している、また、参加者の事前レポートの内容により事例発表をお願いする。

【事前レポート】
 運営を円滑に進めるため、テーマに沿った提案、問題点、討議希望項目と、大学における教育支援の実施内容、運用体制などについてA4サイズ1枚程度にまと め、事前提出をお願いする。



B−5 教育・研究の情報基盤整備


【分科会のねらい】
 情報センターや管財施設部は、教育・研究活動の基盤的な環境として、教室のマルチメディア化、個人研究室・共同研究室のIT化、学内LAN(無線LANを 含む)の整備、入退室管理を含む施設設備のセキュリティ対策などの整備計画の策定・実施、運用管理の高度化が求められている。それには、教育政策との整合 性を図ることが重要で、教学部門との連携が課題である。
 本分科会では、このような点を視野に入れて、教育・研究情報の基盤整備のあり方について、当面取り組まなければならない対策、中長期的に取り組まなければ ならない課題について整理し、情報戦略の可能性と限界について検討する。

【メインテーマ】
教育・研究情報基盤整備の側面から見た支援のあり方

【サブテーマ】
  • 情報センター部門、施設管理部門における職員の役割
  • ヘルプデスク的支援から、コンサルティング的支援へ
  • 授業で使いやすいマルチメディア教室
  • 情報基盤の近未来的あり方
  • 補助金の活用

【対象者】
情報センター部門、施設管理部門等

【ミニ事例発表】
参加者の事前レポートの内容により、先進的な事例について発表をお願いする。

【事前レポート】
  1. 簡単な自己紹介
      大学名、所属、その部門での在課年数、メールアドレス
  2. この分科会への参加目的
  3. テーマに関わる貴学の現状と課題
  4. 情報交換または討議を希望するテーマ


社団法人私立大学情報教育協会