平成17年度大学情報化職員研修会  全体会について

本研修会の主旨を共通理解するために、講演等を実施します。


基調講演(50分~60分程度)
A日程 伊原 豊實 氏(帝塚山大学 副学長)

 帝塚山大学では,『広い国際的視野の上に、日本人としての深い自覚と高い識見を持 ち、社会の要請に応え得る教養と創造力を備えた人材の育成』を理念とし、この理念を実現するため、ITを活用した教育学習方法の工夫と改善に取り組んでき ている。2004年には特色GP,現代GPに採択されるなど、大学の独自性を発揮して効果的な教育の実現のため邁進している。特にTIESと呼ばれるe- Learningが著名である。帝塚山大学では、なぜこうした取り組みが必要だと判断したのか、その実現のためにどのような方針、体制で臨んだのか、そし て職員はどのように関わったのかについて、大学副学長としての立場から講演していただく。

B日程  松原 典宏 氏(日本文理大学 学長)
 日 本文理大学では、「大学の使命は、学生一人ひとりが持つ優れた個性や能力を余すところなく引き出して社会で活躍できる人材に育て上げること」と考え、その 実現のために、数年の準備期間を経て、教職が一致団結して「責任教育宣言」のスローガンのもと教育改革に取り組んでいる。「基礎学力支援センター」や「進 路開発センター」などの開設により、学生一人ひとりに対して肌理細やかな支援を行っている。これらの取り組みを行うに至った経緯や、職員に求められる資 質、姿勢など、大学長としての立場から講演頂く。
   
「平成16年度私立大学教員の授業改善白書」解説 (30分程度)
両日程共通   社団法人私立大学情報教育協会事務局長  井端 正臣

 私 情協で昨年全ての加盟校教員を対象に実施した授業改善調査の結果を元に解説を行う。大学教員が授業で感じている問題点(例えば、「学生の基礎学力不足」、 「組織的支援がない」、「シナリオ作りの必要性」など)について、回答結果をもとに解説する。ITを使用するか否かに関わらず多くの教員は「学ぶことの動機 付けを徹底し、学生が主体的に学ぶ授業」を持ちたいと考えている。
また、一大学では解決できない課題について、私情協の取り組みである大学連携や産学官連携、電子著作物の権利処理などを紹介する。



社団法人私立大学情報教育協会