講習プ ロ グ ラ ム
A.セキュリティ政策コース

※講習時間はそれぞれ目安です。
講習の進度により若干前後することがあります。


8月9日(木)
13:00開会挨拶 担当理事挨拶 会場校挨拶 事務連絡
13:101.大学の情報管理の現状と問題点

(1)加盟大学における情報セキュリティへの取り組み状況
19年4月に行ったアンケート結果をもとにセキュリティ対策の課題を整理し、その方向性を紹介します。

(2)セキュリティポリシー周知への取り組み事例の紹介
セキュリティポリシーを策定した大学から、教職員向けに周知・徹底を図っている具体的な取り組みを紹介します。
15:00※本プログラムは学内の取り組み状況に応じて、2-A,2-Bいずれかのプログラムを選択ください。
2-A.情報セキュリティポリシーの策定に向けて

※セキュリティポリシーの検討過程または未整備の大学向け
講師: 藤村裕一氏
㈶コンピュータ教育開発センター学校情報セキュリティ委員会委員長
鳴門教育大学総合学習開発講座准教授

 大学の情報資産の漏洩や改ざんなどの障害を未然に防ぐために、教職員が情報の取り扱いなど、理解しておかなければならない事柄を整理した具体的な基本方針、対策、実施面での手順などを取りまとめたセキュリティポリシーの策定が必要となることを理解いただきます。
2-B.情報セキュリティマネジメントの運用

※セキュリティポリシーの整備済みの大学向け
 事例報告: 日本福祉大学

 セ キュリティポリシーを整備した次の段階では、いかに現場で情報管理を徹底するかということが課題となります。教職員への意識啓発、内部監査体制、情報取扱 いのための具体的な対応方法など、体系的にセキュリティに取り組んでおられる大学から、セキュリティマネジメント運用のヒントを紹介いただくことにしま す。
17:00 講習終了
17:20情報交換会(希望者のみ) (終了18:30)


8月10日(金)
10:003.リスク分析の方法                    
講師: 藤村裕一氏
(㈶コンピュータ教育開発センター学校情報セキリティ委員会委員長/鳴門教育大学総合学習開発講座准教授)
 情報資産管理の一環としてのリスク分析の方法や対応策について、情報資産の重みをどのように計るか、情報漏えいなどによる損害をどのように見定めるか等、具体的な手法も交えて解説します。
11:004.事例研究:個人情報流出事故への大学としての対応
事例報告: 東京理科大学

 こ れまで、多くの大学で個人情報の流出事故が報道されています。教員の業務の性質上、情報取り扱いのポリシーを徹底させることは非常に難しく、どの大学でも 同様の事故が起こる危険を抱えています。そこで、本セッションでは、実際に個人情報流出事故を経験した大学から、日ごろの個人情報保護の取り組みから、再 発防止に向けた新たな取り組みについて披瀝いただきます。

12:00
昼 食 (会場で用意いたします)
13:005.ソフトウェアの適正使用に向けて
社団法人私立大学情報教育協会事務局
事例報告: 関 西 大 学

 情 報管理の問題は、大学にある情報資産の管理にとどまらず、大学外にある情報資産を適切に使用することも含まれます。学生には、情報倫理教育を通して著作権 法違反の防止に努めているが、とりわけ、市販のソフトウェアライセンスの取得に関しては、研究室単位で行われることから、大学の情報管理が十分機能しない 面が指摘されています。そこで、ソフトウェアのライセンスの適正取得が実現されるよう研究室の教員、情報管理部門が一体となって、市販ソフトの点検・確認 を行うことが大学としての管理責任として避けて通れない課題となってきています。
ここでは、本協会が作成した、適正使用のためのガイドラインについて説明し、大学で取り組むべき規程の整備、教職員への意識啓発、学生への情報倫理教育などの啓蒙を紹介します。
14:306.パネルディスカッション 組織的な情報管理を推進するための戦略
セキュリティポリシー実施に際して障害となっている課題について、例えば、大学執行部のガバナンス、情報担当部門の役割の問題、意識啓発のための理解の促進、不適切な情報管理に対する罰則の取り決めなどを含め、これまでのプログラムを踏まえて問題解決の方途を探求します。
16:00終 了



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社団法人私立大学情報教育協会
最終更新日: 2007.6.22