社団法人私立大学情報教育協会
平成18年度第1回経営学教育IT活用研究委員会議事概要

T.日時:平成18年5月9日(火)午前10時から正午まで

U.場所:私情協事務局会議室

V.出席者:松島委員長、岩井副委員長、安田、福原、丹沢、佐藤、竹田各委員、井端事務局長、木田

W.議事進行

1.18年度発刊の報告書について

 はじめに福原委員より「2.教育現場での課題」の草稿および専修大学新カリキュラムについて報告がなされた。なお、詳細は配布資料を参照されたい。
  福原委員の説明について意見交換した結果、経営のダイナミズムを学生に体感させるために大学間連携や産学連携授業の実施、学生を主体的に学ばせるためのアクションラーニングの必要性、教授能力向上のための教員間連携(チーム教育)なども盛り込んでいただき、文量も圧縮いただくことにした。

 次に竹田委員より「3.教育改善のための授業開発・運営・開発の方向性」の草稿について報告がなされた。詳細は配布資料を参照されたい。
  竹田委員の説明について意見交換した結果、草稿の論点がビジネスゲームに特化しているため、より包括的な内容に修正いただくことにした。

 次に佐藤委員より「4.ITを活用した授業モデルの事例紹介」として、ビジネスゲームの事例を報告いただいた。詳細は配布資料を参照されたい。
  佐藤委員の説明について意見交換した結果、横浜国立大学の白井教授の事例との差異化を図るため、他の専門科目との連携を強調いただくことにした。

 なお、「ビジネスゲーム」という言葉に対する語弊を招く恐れがあるため、報告書では「マネージメントゲーム」という言葉で統一化を図ることにした。
  また、授業モデルについて当初はビジネスゲームの授業事例を3〜4つ紹介することにしていたが、事務局の要請も踏まえて企業連携による授業事例、科目横断による授業事例も紹介することにした。
  さらに、企業連携・大学間連携による授業事例に関連して、岩井副委員長より青山学院大学のMBAプログラムに関する取組みについて紹介いただいた。その他に、産学連携授業として、企業による冠講座、ストックリーグなどが話題として上がった。
 
  以上の意見交換を踏まえて、報告書では暫定的に下記の授業モデルを紹介することにした。

(1)経営学入門科目におけるマネージメントゲームの活用(横浜国立大学)
(2)専門科目の科目間横断を支援するマネージメントゲームの活用(東京経済大学)
(3)大学間連携によるFDを支援するIT活用(青山学院大学)
(4)企業との連携による生きた情報、知識の授業への活用(京都産業大学or専修大学)