社団法人私立大学情報教育協会
平成17年度第5回経済学教育IT活用研究委員会議事概要

機テ時:平成17年12月10日(土)午後1時より午後3時まで

供ゾ貊蝓Щ箴雍┿務局会議室

掘ソ仞兵圈Щ慨澎儖長、藤川副委員長、大林、渡邉、山田、中嶋各委員、
       井端事務局長、木田

検ジ‘せ項

1. 報告書の授業モデルについて
(1) 各委員の進捗について
  前回の委員会にて、「経済学教育コアカリキュラム案」の学習項目ごとに、委員が分担してTIESに教材を掲載することになった。そこで、まず今回の委員会では、TIESへの教材掲載状況を、実際のTIESの画面を見ながら確認したところ、以下のような進捗であった。

第 1 回 経済学コアカリキュラムのマップ

第 2 回 交換の利益(渡邉、山田) 済

第 3 回 経済学の選択と決定の理論(児島) 済

第 4 回 市場経済と所有権(大林) 済

第 5 回 経済学的な思考法(藤川) 未

第 6 回 マーケットシステム(林、児島) 済

第 7 回 生産性 (藤川) 未

第 8 回 企業と起業家(山岸、中嶋) 済

第 9 回 経済循環(大林、中嶋) 済

第 10 回 金融政策(林) 未

第 11 回 財政政策(山岸、藤川) 未

第 12 回 グローバルな資本主義(山岸) 未

第 13 回 外国為替とマネー経済(渡邉) 未

第 14 回 自由テーマ・補足・その他(山田) 未

 未だ教材が掲載されていない項目を担当する委員には、次回委員会までに TIES に教材をアップロードいただくことにした。

次に、中嶋委員より、 TIES のライブシステムに関する説明がなされた。

TIES には、遠隔授業を実施するためのインターネット会議システムが付属しており、これまで中嶋委員もこの機能を活用して、学外専門家や他大学との遠隔授業を実施してきた。このシステムは Flash ベースで開発されており、基本的には Web カメラとヘッドセットがあれば利用することが可能であるが、通信できない場合にはファイアウォールの設定を変更する必要もある。 TIES で教員権限を持つユーザーであれば、 TIES 上で会議の開催日時を設定することが可能であり、また会議中に TIES 教材開発支援室のサポートを受けられる。主な機能としては、スライド・ホワイトボードの共有機能、ファイルのアップロード機能(アップロードされたファイルは自動的に Flash に変換する)、特定ユーザーへのメッセージ送信機能が付いている。さらに、録画機能も備えていることから、リアルタイムの遠隔授業のみならず、オンデマンド用の動画教材を作成することも可能である。

 現状の課題として、回線速度の向上を図るため、外部の ASP にサーバーを委託することを検討している。

 

 次に、山岸委員長より「教材の構成と仕様」に関する資料説明がなされた。

 この資料は、山岸委員長の担当 する「第 8 回 企業と起業家」の教材を作成する上での指針を取りまとめたものである。ポイントは以下の通りである。

 

•  学生の動機付けを高めるために、現実の経済と経済学との関連性を理解させることが必要である。

•  そのためには、日常の経済事象(トピックス)を取り上げ、そこからキーワードを抽出して意味を説明した後に、新聞記事や統計資料を用いて理解を深める。

•  その後、経済学的な事象の捉え方を説明し、学生に自ら考えさせるための練習問題を課す。

•  さらに、トピックスの小話やより理解を深めるための参考書や関連サイトを紹介する。

 

以上の説明について、下記の旨の意見があった。

 

•  専修大学商学部では、新カリキュラムの施行に伴い、 1 年生向けの導入授業を検討しているが、例えば初級中級のミクロ経済学を教えるような場合には、経済の実態に関するトピックを織り込むことが難しい。経済学部であれば授業内容に幅を持たせることができるかもしれないが、商学部であるとマーケティングや会計など他科目に学生を送り込まないといけないし、そのためにはどうしても理論に偏重した授業内容となる。

•  講義形式の授業では、時間的制約のために身近なトピックスに触れることが難しい。それ故、講義だけではなく実習も設置して、講義では理論主体、実習では現実の経済事象を主体に授業を進めていくほかないのではないか。

•  今後のスケジュールについて

 先述した通り、次回委員会までに委員各位 TIES 上に教材をアップロードいただくとともに、 TIES を活用した授業パターンを考案いただくことにした。