社団法人私立大学情報教育協会
平成17年度第5回心理学教育IT活用研究委員会議事概要

機テ時:平成18年3月8日(水)午後3時から午後5時まで

供ゾ貊蝓Щ箴雍┿務局会議室

掘ソ仞兵圈木村委員長、今井副委員長、中原、中澤、吉田、金子各委員、井端事務局長、木田

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 1.18年度発刊予定の報告書の授業モデルについて

 議事に先立ち、事務局より報告書の方針について説明があった。要旨は下記の通り。

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  「大学教育への提言 〜ファカルティ・デベロップメントとしてのIT活用」

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  ファカルティ・デベロップメントとの視点から教育改善のための課題を整理し、解決に向けた方策を大学のガバナンス、教育政策、教員の意識改革、IT戦略など「総論」として網羅的に報告する。その上で、学系別教育におけるコア・カリキュラムを意識して、教育成果として求める能力を整理し、能力達成に必要な授業設計の在り方を概括する中で、ITを活用した授業の事例を「各論」で紹介する。

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<総論>「人材育成のためのIT活用」(20ページ)・・・事務局担当

 1.大学教育における人材育成の課題
2.教育改革のための大学戦略
3.大学教員に求められる教育力(教育の業績評価制度の導入、望まれる教育力)
4.ファカルティ・デベロップメント改善のIT活用(教育での多様なIT活用を紹介)
5.教育の支援体制と今後の課題
※総論は大学の執行部を対象とした内容とする。

<各論>「FDとしてのIT活用授業モデル」・・・委員会担当

検ィ藤弔箸靴討裡稗坡萢兌業モデル(1委員会:15ページ)
1.コア・カリキュラムを意識した教育の到達目標
(学部教育を中心とするが、必要に応じて大学院教育も対象とする)
2.教育現場での課題
3.教育改善のための授業設計・開発・運営の方向性
4.ITを活用した授業モデルの事例紹介(4モデル×3ページ程度)
5.IT活用に伴う課題
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  コア・カリキュラムの他、授業内容、コンテンツの一部をCD−ROMで添付。

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  18年8月末を目途とする。(9月〜10月は編集期間)

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  18年11月臨時総会にて報告。

上記に加え、発行部数は10000部、配布先は私情協加盟学校法人の理事長、学長、学部長、情報センター長、私情協の各委員会委員との補足説明、教員評価制度についての情報提供がなされた。

 次に「検ィ藤弔箸靴討裡稗坡萢兌業モデル」として掲載する事例を協議したところ、以下のものが候補として挙がった。

(1)近赤外線による前頭葉の血流測定装置の活用(吉田委員)

 心は脳に依存するものであるが、我々は脳の機能を実感することは難しい。そのため、我々は却って心を大切に扱い、例えば心の病気に罹った場合でも病院で治療することを恥じてしまう。そのような先入観を打破するため、近赤外線による測定装置を用いて、学生に実際に脳の動きを視覚的に提示する。それにより、心は脳の働きに依存することを理解させたいと考えている。また、今後心理学分野では脳科学の成果などを導入する必要があり、そのため本装置を活用することは先端的な知見を学生に習得するためにも役立つと考える。

(2)オンデマンド授業と成績評価(木村委員長)

 2002年度より○○心理学においてオンデマンド授業を導入している。2003年からは全授業オンデマンド配信し、2〜3週間に一度質問の受付や補足事項を説明するために対面授業を実施した。しかしながら、全授業オンデマンド配信を開始した以降、対面授業の出席率が低下し、その理由を学生に尋ねた結果、対面授業では質問を受け付けるだけではなく、教員が課題を用意し学生に解かせるべきであるとの意見が多かった。そのため、2005年度からは、対面授業では予めテーマを設定し、グループワークさせる授業形態へと変更した。
  この経験を通じて、オンデマンド授業として対面講義をその補足とするよりも、むしろオンデマンド授業を対面講義の補足として活用した方が、学生の満足度は高いことを実感した。

(3)携帯電話向け錯視教材の活用(中原委員)

これまでPowerPoint上で錯視の教材を提示してきたが、学生が個別に自身の手で教材を動かしながら錯視を確認した方が効果的であると考え、携帯電話でも閲覧可能なFlashによる教材を作成した。しかし、機種により処理速度が異なるため、錯覚が生じない場合もある。授業では、教材で錯視を体験させてからその因果関係を説明することにしている。

<質疑>
○携帯電話を活用して、小テスト等の双方向通信することができれば、より効果を発揮できるのではないか。
⇒授業ではタブレットPCを用いて学生の反応に応じて書き込みを加えているが、携帯電話を用いた双方向通信は実施していない。

以上、次回委員会では、他の執筆分担も含め、継続して報告書の内容について検討することにした。