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開催趣旨

 大学教育に、自ら学ぶ力、自ら考える力を育てるアクティブ・ラーニングが望まれて久しくなります。しかし、アクティブ・ラーニングに積極的に取組む意識はあるものの、実際にどのように自分の授業の中で展開していくのか、その具体的な方法に戸惑う教員も少なくありません。
 これまでのところ、半数程度の授業では、知識の定着を目指したアクティブ・ラーニングとなっていますが、今後は知識の活用による課題探求や問題解決を強化することが不可欠となっています。そのような時に、どのような点に注意して授業づくりを考えたら良いでしょうか。先生方もお気づきかと思いますが、学生が自分の問題として授業に参加し、自ら問題の発見・解決を訓練できるような学びをつくる仕掛けが望まれるのではないでしょうか。
 本協会では、学生が興味・関心を持って学びに入れるよう、ネット上で分野を越えて他大学や社会の有識者などと対話の場を形成し、自分の考えを持って新たな課題に挑戦して発想や構想を提案できる仕組みの可能性について、実験授業を展開しているところです。
 そこで、本研究講習会では、どの分野でも必要となるICT(情報通信技術)の活用方法および教育改善手法の習得を目的として、教員と学生・学生間の対話を支援するツール、教室内と教室外での学修を支援するツール、動画・音声教材の製作、PBLにICTを活用する方法などについて、認識を共有するための「全体会」と実際に体験するための「ワークショップ」を設定しました。

開催日程

 令和2年2月26日(水)〜27日(木) 

会場

 追手門学院大学 茨木総持寺キャンパス(大阪府茨木市)
 ※会場に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。

対象者

 授業改善に情報通信技術の活用を希望される私立大学・短期大学の教員(助教含む)

全体会 1日目10:00〜12:45

(1)分野横断フォーラム型授業の取組み
@ 法政策等フォーラム型授業 : 中村 壽宏 氏(神奈川大学法学部教授)
  ここでは、2大学3チームでSDGsの「食品ロス問題」をテーマに、ネット学修で各方面の有識者と意見交流・助言を受け、解決策を提案する授業の有効性を確認します。

A 多職種連携フォーラム型PBL授業 : 片岡 竜太 氏(昭和大学歯科医学教育推進室主任教授)
  ここでは、健康長寿社会での6分野(医学、歯学、薬学、看護学、栄養学、社会福祉学)での職種の役割を検討するため、ネット上で自己学修を行い、その成果をプラットフォーム上で共有し、テレビ会議ソフトで異分野の考えを確認した上で、自己職種の役割を考えるネット学修の有効性を確認します。

(2)学修プラットフォームに期待される機能の紹介 : 袴田 真穂 氏(日本マイクロソフト株式会社パブリックセクター事業本部文教営業統括本部ソリューションスペシャリスト)
  ここでは、対面授業と同様にネット上で課題認識、問題の洗い出し、解決策の意見交換、有識者との意見交流、他チームによる解決策の評価、様々な学修支援システムとの連携など必要な機能の一元管理が行える環境整備の可能性について紹介します。

(3)ICT活用と著作権 - 著作権法改正の意義と補償金制度 : 中村 壽宏 氏(神奈川大学法学部教授)
  ここでは、第三者の著作物の権利を保護する著作権の対応と、著作権法改正の意義と補償金問題について認識の共有を図ります。

【昼食・休憩】12:45〜13:30

2.ワークショップ 1日目13:30〜16:30、2日目9:30〜12:30、13:30〜16:30

  ここでは、Google Forms、Google Classroom、LMS、ポートフォリオ、ルーブリック、教材作成、モバイル活用などについて、知識理解から情報技術の獲得を目指して、参加される先生それぞれの希望に応じたアラカルト方式で実施します。

(1)ワークショップ1 1日目 13:30〜16:30 A会場
「Google Formsで授業を始めてみる」

<コース内容>
 従来の一斉授業から一歩抜け出して双方向性の授業を展開してみませんか。Formsは、多彩な質問形式のコンテンツを簡単に作成でき、学修者に回答を求めることができます。先生はパソコンで、学修者はスマホで双方向の授業が実現します。LMSによる授業まではまだ敷居が高いと思っておられる方に最適です。
 ここでは、Formsでの様々な質問形式のコンテンツの作成方法を体験し、ご自分の授業でのICT活用の可能性を検討していただきます。
<参加要件>
 Gmailアカウント(大学で一括申請したものでなく個人で登録したもの)をお持ちでない方は、あらかじめ登録してアカウントを取得しておいてください。

(2)ワークショップ2 1日目 13:30〜16:30 B会場
「LMSを授業に生かす」

<コース内容>
 LMS(Learning Management System)は、学修支援を行うための便利なツールです。事前に資料を配布する、知識の修得状況を把握するなど予習の段階から、授業内での資料の提供、質疑応答、問題演習、授業後のレポート提出、小テスト、演習など、学修の様々な状況でオンラインによる支援が可能です。
 ここでは、Moodleと呼ばれるLMSを用いて、このワークショップ用に準備したサンプルに、PDF資料、討論、アンケート、課題提出などの情報を追加しながら、予習、授業、復習での利用方法の習得を目指します。
<事前準備>
 ご自分のシラバス、配布資料等をUSBメモリに保存してお持ちになると、現実味を帯びた体験が可能です。

(3)ワークショップ3 1日目 13:30〜16:30 C会場
「モバイルによる教材作成」(iPhone/iPadを用いたビデオ作成とYouTube配信)

<コース内容>
 近年、反転授業の事前学修、演習問題の解説、実習等のやり方の説明など、講義ビデオが活用される場面が増えてきました。最近は、モバイル端末を活用して簡単に講義ビデオを作成し、配信することが可能です。
 ここでは、「講義ビデオの基礎」や「授業での活用ポイント」について解説します。その後、iPhoneまたはiPadを用いて講義ビデオを作成し、YouTubeで配信するまでの実習を行います。
<参加要件>
 @ iOS13.2以降のiPadまたはiPhoneを持参してください。
 A iPad/iPhoneには、iMovie、メモ、Keynote (これらは通常プリインストールされています)、Googleドライブ、YouTubeをインストールしておいてください。
 B Gmailアカウント(大学で一括申請したものでなく個人で登録したもの)をお持ちでない方は、あらかじめ登録してアカウントを取得しておいてください。

(4)ワークショップ4 2日目 9:30〜12:30 A会場
「Google Classroomで授業を始めてみる」

<コース内容>
 授業では、学修者の反応を確かめながら進めたり、学修者同士の話し合いを重視したり、あらかじめ課題を出しておいて課外で学ばせたり、授業のまとめや定着を授業後に課外で行うなど様々な形態が考えられます。
 ここでは、Classroomで実際にクラスを作り、授業を構成する課題や質問、資料の登録方法を体験し、ご自分の授業形態にそった活用方法を検討していただきます。
<参加要件>
 学修支援システムをこれから使ってみようと考えておられる方を対象とします。Gmailアカウント(大学で一括申請したものでなく個人で登録したもの)をお持ちでない方は、あらかじめ登録してアカウントを取得しておいてください。
 なお、テストの作成方法について詳しく知りたい方は「Google Formsで授業を始めてみる」を受講しておいてください。

(5)ワークショップ5 2日目 9:30〜12:30 B会場
「授業に生かすICTツール入門」

<コース内容>
 ICTは、学生の学びをサポートできる有力なツールの一つです。しかし、実際にどのようなツールがあり、どんな場面で利用できるのかがわからず、使うことに二の足を踏んでいる教員が多いようです。
 ここでは、授業に役立ちそうな様々なICTについて講義・実習を行います。講義では、目的別にWebで提供されている各種ツールについて解説します。実習では、様々なケーススタディを通して、Kahoot!などの投票ツールを用いた状況把握をはじめ、共有ホワイトボード・付箋ツール・マインドマップを用いた協働作業、スマホを用いたワイヤレスプレゼンテーション、オンライン会議システムを利用した遠隔授業などを体験します。
<事前準備>
 Gmailアカウント(大学で一括申請したものでなく個人で登録したもの)をお持ちでない方は、あらかじめ登録してアカウントを取得しておいてください。

(6)ワークショップ6 2日目 9:30〜12:30 C会場
「ルーブリックの作成とICT活用」

<コース内容>
 近年、ルーブリックが注目を集めています。
 ここでは、最初に、ルーブリックとは何か、どのような場面で活用できるのかといったルーブリックの基礎、およびICTを活用したルーブリックについて解説します。その後、ルーブリックの作成方法について解説し、自分の授業の具体的な課題に対してルーブリックを作成する実習を行い、グループでレビューします。
 また、Google Formsを活用した学生の自己評価のためのルーブリック作成、LMS(Moodle)を活用した課題評価のためのルーブリック作成の実習教材を用意しています。Formsを使うと学生の自己評価結果を自動的に集計し、可視化することができます。余力がある方は、これらに取組むことも可能です。
<事前準備>
 ルーブリックを作成する対象の課題を準備しておいてください。もし可能であれば、その課題に対する提出物も数点持参してください。(USBメモリに保存するか、紙資料などで持参ください)

(7)ワークショップ7 2日目 13:30〜16:30 A会場
「アクティブ・ラーニングで授業を進める」

<コース内容>
 アクティブ・ラーニングでICTを活用している事例を示し、様々な手法から効果的な方法を確認していきます。先生方の授業で求める成果とICTの活用方法をグループで議論し、授業に取り入れることができるように進めます。多くの事例を参考にしながら進めますが、学修者が効果的に「考える力」や「思考力」を促進することも含めます。

(8)ワークショップ8 2日目 13:30〜16:30 B会場
「Google Sitesでポートフォリオを作ってみる」

<コース内容>
 ティーチングポートフォリオ、ラーニングポートフォリオなどポートフォリオという言葉が教育の世界でも耳にするようになってきました。
 ここでは、ポートフォリに興味のある方、これからポートフォリオを使ってみたい方を対象に、ポートフォリオとは何か、どのような使い方がされているのかについて解説をした後、ウェブサイトを簡単に作成できるGoogle Sitesを利用した、ポートフォリオの作成方法、利用方法を体験します。
<事前準備>
 Gmailアカウント(大学で一括申請したものでなく個人で登録したもの)をお持ちでない方は、あらかじめ登録してアカウントを取得しておいてください。
 授業で使用している資料などをUSBメモリに保存してご持参いただくと、より現実味を帯びた体験が可能です。

(9)ワークショップ9 2日目 13:30〜16:30 C会場
「PCを用いた動画教材の作成」

<コース内容>
 近年、反転授業の事前学修、演習問題の解説、実習等のやり方の説明など、講義ビデオが活用される場面が増えてきました。
 ここでは、パワーポイントで作成した資料を動画として提供する方法、PCの画面を取り込んだ動画教材作成の方法について実習します。また、作成した動画教材をLMSやYouTubeで利用する方法についても実習します。
<参加要件>
 Gmailアカウント(大学で一括申請したものでなく個人で登録したもの)をお持ちでない方は、あらかじめ登録してアカウントを取得しておいてください。
<事前準備>
 パワーポイントなどの配布資料をUSBメモリに保存してお持ちになると、現実味を帯びた体験が可能です。

募集定員

各ワークショップ 30名予定(申込先着順) 

参加費

加盟校一人当り33,000円 非加盟校は49,500円 
私情協加盟校の確認は、こちらをご覧ください。

申込方法

申込用紙に必要事項を記入の上、本協会事務局までFAX送信をお願いいたします。

※申し込みの締め切りは2月18日とします。

参加費振込

下記口座に2月19日までに参加費をお振込み下さい。
  りそな銀行 市ヶ谷(いちがや)支店
  普通口座 0054409
  私情協(シジョウキョウ)

※振込手数料は申込者でご負担願います。
※2月21日までにキャンセルの連絡をいただいた場合振込手数料を除いた参加費を返金いたします。それ以降のキャンセルはさらに実費(テキスト代等)もご負担いただきますのでご了承下さい。

お問い合わせ

お問い合わせは電話またはmailにてお願いいたします。

公益社団法人 私立大学情報教育協会事務局
TEL:03-3261-2798 FAX:03-3261-5473
102-0073 東京都千代田区九段北4-1-14 九段北TLビル4F
E-mail: info@juce.jp

 

 

 

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