JUCE 社団法人 私立大学情報教育協会
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平成13年度 受賞者 戻る
文部科学大臣賞 (1件)
インターネットを利用した経営シミュレーションの相互活用
  −北海道工業大学と武蔵工業大学の7年間の成果−
武蔵工業大学 村原 貞夫氏  
北海道工業大学   藤田 勝康氏  
受賞理由    
  本研究は、経営工学分野の実践的な教育において、8大学間で経営シミュレーションをインターネットにより相互活用し、一大学では成し得ない緊張感と競争意識を学生から引き出し、教育効果をあげることに成功している。知識、価値感、教育環境、地域の異なった学生や社会人が参加することにより、まさにビジネスゲームを現実の経済事象・市場の縮図として、体験的に学ぶことができる。本分野では国内で新しい試みとなる教育方法である。
私立大学情報教育協会賞 (2件)
心理学実験CAI教材の開発
関西学院大学 中澤  清氏  
受賞理由      
  本研究は、被実験者が必要とされる心理学実験において、実験者自身が被実験者となり、従来よりも実験をより容易にした教材の開発である。視覚的にも美しく機能的なため、学習者に興味と関心を持たせることに成功しており、臨床心理学を志望する学生が多い中で、基礎心理学の理解を深めることを可能にしている。その結果、次学年に配当されている教育心理学実験への転移が多くなり、教育効果が現れていることが検証されている。

Webを利用した薬剤師国家試験学習システム
近畿大学 村上 悦子氏  
近畿大学 鈴木 茂生氏  
近畿大学 伊藤 栄次氏  
近畿大学   西田 升三氏  
近畿大学 岩城 正宏氏  
受賞理由      
  本研究は、薬剤師国家試験のための学習システムとして、過去の試験問題1500題のデータベースを備え、きめ細かい問題の表示と採点がなされている。誤答に対しては「弱点補強機能」や「類題検索機能」による徹底的な学習を実現し、解答レベルに合わせた解説として、マルチメディア教材データベースを利用した学習モードも用意されている。さらに、教員が学習者の学習状態を客観的に確認できる「進捗管理機能」もあり、試験対策だけにとどまらず、広く薬剤師教育に資する研究である。
奨 励 賞 (2件)
Webを活用したプログラミング授業支援の試み
日本工業大学 青木   収氏
日本工業大学   大木 幹雄氏
日本工業大学 片山 滋友氏
受賞理由  
  本研究は、情報発信の仕組み、サーバーサイド・プログラム開発教育のために支援システムを自作開発したものである。アカウントを持たない一般学生に対して、授業中にサーバーへのアップロードを可能とした汎用性のあるシステムであり、同時に80名の学生が一斉利用しても耐え得るだけの効率化が図られ、安定した稼動状態が観測されている。 学習状況をリアルタイムで教員が監視し、直接メッセージを送ることもできるので、教育効率の面でも優れている。

協調型プレゼンテーション学習システム by "SMILE for ME"
大谷女子大学 大倉 孝昭氏
受賞理由  
  幼稚園や小学校の教員の養成課程では、子供達によくわかる授業を行うための教育が必要である。本研究は、この観点から捉えたプレゼンテーション教育のシステム開発である。 単にプレゼンテーションの資料を作成し発表するだけではなく、学生が相互にリアルタイムで評価するという演習が実行できるように設計されているため、学習の動機付けとなっていることが検証されている。即時性を持ったインタラクティブ教材である点が評価できる。


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