JUCE 社団法人 私立大学情報教育協会
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平成10年度 受賞者 戻る
私立大学情報教育協会賞 (4件)
イントラネットを利用した経営システム工学の導入実験
  〜早稲田大学経営システム工学科『経営システム工学入門実験』〜
早稲田大学 森戸 晋氏  
早稲田大学   高田 祥三氏  
早稲田大学   大成 尚氏  
早稲田大学   東  基衞氏  
受賞理由    
  1学科の組織的な取組みであり、新入学生に学科の専門領域ばかりでなく、将来のキャリアパスをも体感させ、学科学生としてのアイデンティティを育むことを目的としている。リテラシー教育一辺倒でなく、またコンピュータに偏ることなく、具体的にものを作らせ問題を発見し、それを解決するために道具を使うという視点を重視している点で、入門情報教育としての新規性が認められる。

サイエンス・ボランティアによる情報技術教育の実践
日本工業大学 片山 滋友氏
日本工業大学   青木 収氏
日本工業大学   松田 郁夫氏
日本工業大学   樺澤 康夫氏
受賞理由  
  情報工学科3年次生を対象とした情報教育とボランティア活動を結びつけた新しい授業形態の実証研究である。近年、教育活動が「学生に教える」から「学生に学習させる」へと変化してきているといわれ、情報教育においても「ユーザ中心」から「学習者中心」へと変化すべきであるという指摘がある。学生が社会参加を通じて情報技術を習得すると言うこの試みは、このような動きの先取りとして評価できる。

CAIによる英語教育方法の開発と実践
東海大学短期大学部
志村 義樹氏
東海大学短期大学部   井崎 泰子氏
東海大学短期大学部 横井 仁三氏
東海大学   峯崎 俊哉氏
広島大学   水町伊佐男氏
大東文化大学   馬場 勇氏
東海大学付属相模高等学校   田口 潤二氏
受賞理由  
  ここに示されているCAIは、20年にもわたる調査研究の積み重ねの結果であり、完成度の高いシステムである。特に「誤答検索」はきめの細かい応答を用意しており、学生の学習意欲を高め、自己学習を促すほどのシステムになっている。ハードウェアの進歩に合わせて、過去のシステムを更新してきた努力は称賛に値する。

製図板のない建築設計教育とイントラネット
芝浦工業大学
衣袋 洋一氏
受賞理由  
  デジタル技術の進歩に伴い物体の視覚化が容易になり、「製図板」を用いない建築設計が可能になったが、その場合どのような教育方法を考えたらよいかという問いに対する、ひとつの回答がこの研究の中に示されている。「アナログスケッチからディジタルスケッチへ」という課題から始まる課題集にアイディアや工夫が凝らされており、大いに参考になる。
奨 励 賞 (4件)
インターネット技術を利用した自己学習支援システムの開発と運用
  〜一般情報教育のユニット化による個別教育システムの開発(2)〜
園田学園女子大学 植野 雅之氏
園田学園女子大学   山本 恒氏
園田学園女子大学   原  克彦氏
園田学園女子大学 伊藤 剛和氏
園田学園女子大学   堀田 博史氏
園田学園女子大学   高橋  純氏
受賞理由  
  ユニットに分割されているため、組み合わせ選択が可能であるなど、システムとしての完成度が高い。

プログラミング演習教材ソフトウェアWinTK
日本工業大学 松田 洋氏
日本工業大学   新藤 義昭氏
日本工業大学   椋田 實氏
受賞理由  
  専門の学科にありがちなすべてを教えるプログラミング教育ではなく、良いプログラムを読ませて、それをカスタマイズし、出力(動画)の変更に合わせてプログラムを改造するというように、体系的なプログラミング入門となっている。

ホームページと電子メールを活用した大学間・大学外とのコラボレーション
  〜Webによる「学習環境の拡充」と「学習支援者ネットワーク形成」の事例〜
産能大学
妹尾堅一郎氏
受賞理由  
  インターネットの特性を用いたコラボレ−ションを通して、協同学習する新しい大学の授業スタイルを示唆している。例示は文系の教育であるが、理工系の授業スタイルに当てはまる点が多いと思われる。

表計算ソフトをもちいた簿記システムの作成と教育
九州産業大学 金川 一夫氏
受賞理由  
  簿記システム入門設計に表計算ソフトを利用し、データ処理のプロセスを学習させ、システム構築を可能とした。


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