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短期大学という限られた時間の中で、問題解決能力の開発という明確な目的達成の中で、コンピュータを巧みに活用している点が高く評価できる。学生自身による課題の決定から始まり、問題をいかに解決していくか、その結果をどのように発表するかという一連の過程の中でコンピュータを活用させるという狙いがあり、いわゆるコンピュータ・リテラシー教育を型どおりにやらないという教育方法を実施している。これには、教員のいろいろな分野に対する知識と解決のための手法も指導する必要があり、学生以上に教員の高い資質が伴わないと教育効果をあげることが難しい。このような困難さに真正面から取り組む姿勢は高く評価される。
この授業では単なる情報教育という枠組みにとらわれず、より広い視点から情報教育をしようとしていること、短期間にまとまった効率的な指導がなされているを見習いたい。結果の評価についてもアンケート調査などを通じて十分な検討がなされている。 |