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東日本電信電話株式会社


千葉工業大学への「“FTTD”高速キャンパスネットワーク」導入事例


 千葉工業大学に、津田沼・芝園の2キャンパスに分散した約1,000箇所の研究室等と情報センタを光ファイバで直結する高速キャンパスネットワーク「MARINE(Multimedia Archives&Resources Intercross Network)」を2004年12月に導入しました。MARINEは国内最大規模のFTTD(注)による高速キャンパスネットワークで、旧ネットワークを統合し、2005年4月から本格運用に入る予定です。

注:Fiber To The Deskの略。オフィスの各席まで光ファイバを導入すること。


■旧ネットワークの課題と解決策

 多段型構成である旧キャンパスネットワークでは、各研究棟・フロアなどにおいてネットワーク中継機器の設置場所を確保する必要があったり、学内組織変更に伴うネットワークトポロジーを柔軟に変更するのが煩雑であったり、メタルケーブルのためLAN上に学内実験設備などに起因するノイズを拾うなどの問題が発生していました。また、セキュリティサーバ機器なども各学科・研究室単位に分散設置していたため、セキュリティレベルの統一化が困難であったり、機器の運用管理コストなどの課題もありました。
 MARINEでは上記の課題を、直収型FTTD−LAN、サーバのセンタ集中管理構成などにより解決し、将来のグリッドコンピューティングやブロードバンドe-Learningなどに対応する情報ネットワーク基盤を整備しました。


■MARINEの主な特徴

 1)1ギガビットの高速通信を各研究室まで基本的に利用可能、2)センタでウィルス対策等を一元化し、セキュリティの強化およびメンテナンス性の向上を図るとともに、機器の冗長化構成による安定運用も実現、3)フロアなどに中継機器を不要とし、構築費・保守費の大幅な削減を実現、4)光ファイバLANのためノイズに強く、UTPに比べ伝送距離の制限を受けない。
図 新旧キャンパスネットワーク構成比較図

■NTT東日本の大学ソリューション

 NTT東日本ではVPNやWANなどのネットワークインテグレーションから、IT教室や事務システム、講義支援、データセンタなどのシステムインテグレーションまで多岐に渡るソリューションを展開し、中立性を活かしたマルチベンダ対応による最適な機器選定、設計、構築、トータル保守を一元的に実施しています。大学が抱える課題を解決し、さらなる付加価値を提案できるソリューションパートナー企業ですので、ぜひともご相談願います。

問い合わせ先
東日本電信電話株式会社
ビジネスユーザ事業推進本部
公共ソリューション営業部 担当:渡部厚
TEL:03-3830-9122 FAX:03-3830-7269
E-mail:univ-sc@ml.bch.east.ntt.co.jp
http://www.ntt-east.co.jp/univ/


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