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証明書自動発行システム「be-Ambitious」〜東洋大学への納入事例〜


 東洋大学では、2005年4月から朝霞キャンパス(埼玉県朝霞市)に学ぶ文・経済・経営・法・社会学部第1部の1・2年生が、白山キャンパス(東京都文京区)での就学に移行し、上記5学部における4年間の一貫教育が実現されました。白山キャンパスの学生数増加に伴い、各担当窓口におけるFace to Faceの相談業務充実を図るべく、さらなる業務の効率化をお考えでした。これまでも証明書や学割証の自動発行を行われていましたが、加えて各種手数料受領機能を充実させ、窓口前の混雑緩和や利用者の利便性向上を図りたい、とのご要望を実現すべく、弊社は2005年3月に白山キャンパスをはじめ4キャンパスに計16台構成の証明書自動発行システムを納入しました。


■システムの特長

 今まで手数料納入は、それぞれの部署に設置してあった証紙券売機を使ってその目的や内容に応じて納入されていましたが、1台の発行機で複数の料金納入ができるようにしました。料金決裁後は料金受領書類が発行され、その書類を担当窓口に持参・提出するだけで受付が終了します。利用者に記入してもらっていた項目(所属学部学科、学籍番号、氏名など)も基幹システムから発行機側のサーバにデータ転送を行うことにより、その項目を書類に直接出力させ、手書き記入させる部分を極力なくし、利用者の利便性やよりスピーディーな受付処理を実現しました。

 東洋大学では、証明書(学割証含む)に関しては、8種類の証明書を自動発行。また各種手数料受領に関しては、在学生メニューからは教務関係、学生生活関係、就職関係合計で約80件の、卒業生・教職員ほか学外者メニューからは、約60件の取り扱いを行っています(2005年5月6日現在)。
料金受領項目の主なものは、以下の通りです。

1) 窓口発行の各種証明書発行手数料
2) 教育実習料、社会福祉現場実習料などの各種実習料
3) 就職関係のセミナーなど各種講座の受講料
4) 科目等履修料、諸資格取得履修料
5) セミナーハウス(厚生施設)利用料
6) 図書館における文献複写料や現物貸借料
 金額が個々人によってまちまちなもの(左記4〜6)も、利用者自らがタッチパネルのテンキーボタンで金額を設定して手数料納入を行えます。利用者が簡単に操作できるよう考慮しました。
 その他に、学生が学内の各種情報システムを利用するためのログイン用ユーザIDとパスワードを記載した利用通知書の再発行を自動化。パスワード忘れなど、窓口での学生からの再発行申請は相当な数量でしたが、自動化により問合せ件数が0件になりました。


■ハードウェア面の特長

 決済部は高額紙幣対応モデルとなっており、さらに現金決済のみならずICカードによるキャッシュレス化に対しても前面パネルを交換するだけで導入後も容易に対応可能としています。印字部にはカラープリンターを搭載、印影は朱印を印刷します。料金受領書類はコピー牽制柄プリント機能により白紙にコピー牽制柄をプリントし、偽造防止を実現しています。


■運用・管理面の特長

 日常の運用・管理面においては、発行機の起動停止を自動的に行う運転機能の設定や、用紙切れや紙詰まり、釣銭切れなどが発生した場合、瞬時に管理端末側に通知する機能もあり、利用者トラブルへのスムーズな対応を可能としています。さらに証明書フォーマットはマイクロソフトのExcelソフトを用いて作成できるので、文言の変更や印影位置の調整などユーザーが容易に編集することが可能。導入後のカスタマイズを最小限に抑えることができます。


問い合わせ先
株式会社エスアイインフォジェニック
システムソリューション事業部 営業グループ
TEL:03-3816-8922
担当:嶋田 E-mail:shimada@sig-c.co.jp


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