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デル株式会社

同志社大学へのHPC(High Performance Computing)ソリューションの導入

 同志社大学は2008年4月の生命医科学部設立を契機に、PCクラスタを用いた新たなHPC(HighPerformance Computing)環境の構築に着手しました。新PCクラスタ・システムの開発にあたって同志社大学が掲げた要望「より大規模な計算処理能力の実現」「低コストでの大量ノード導入」を満たしたのは、高パフォーマンスと省電力性を兼ね備えたクアッドコアAMD Opteron(tm)プロセッサと、デルのPowerEdge SC1435を組み合わせたソリューションでした。

 同志社大学では工学部インテリジェント情報工学科を中心として、以前からPCクラスタによるHPC環境の構築に取り組んでいました。そして生命医科学部の立上げを機に、様々な生体現象の多角的な分析を行う生命医科学部にとって、なくてはならない設備として新PCクラスタ・システムの構築を決定。同学部の担当教授は豊富な経験と知識より、新しいPCクラスタ・システムを想定、デルのAMD CPU搭載モデルを使ったHPCソリューションの導入を決定しました。
 同学部はAMD Opteron(tm)プロセッサには以前から注目されており『HyperTransport(tm)テクノロジ』や『統合メモリコントローラ』といった最新テクノロジに支えられた『ダイレクトコネクト・アーキテクチャ』がもたらす、メモリ性能と計算処理性能のバランスの良さを評価、さらにそのAMDプロセッサと実績があり相性が良いデルのAMDモデルを今回採用。
 ノード数に関しては「デルの提案は他ベンダーと比べて同金額内でノード数が倍に近い台数を導入可能というもので、正直、見積もりを渡されたときには驚かされました」とコメントされているように、デルより低コストでの大量ノード導入を実現しました。クラスタ・システムではノード数、パフォーマンスが最優先で直接分析、解析時間の短縮につながります。導入後、想定通りのパフォーマンスが得られた新PCクラスタ・システムは生命医科学部のコアシステムとして稼動、同大学の生体現象研究に貢献しています。


■ 導入構成

 今回、サーバ・ハードウェアとして提案されたのが、HPC用途に最適なコストパフォーマンスとワット性能を有するPowerEdge SC1435です。クアッドコアAMD OpteronTMプロセッサを2基、32GBのDDR2メモリを搭載可能なPowerEdge SC1435は、浮動小数点演算を多用するアプリケーション処理に優位性を発揮。省スペース設計筐体により、小〜大規模までクラスタ用の貴重なスペース・コストを節約できる点も特長です。

図1 システム構成図

問い合わせ先
デル株式会社
公共営業本部
TEL:044-556-5963
http://www.dell.co.jp


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