賛助会員だより

インターレクト株式会社

学習ウェブ基盤コース管理システム
dot campusドットキャンパス
〜神奈川大学　全学利用〜

　神奈川大学では、2009年４月から全学でdot campusの導入を開始した。登録している全学利用可能ユーザ数は、学生・教員合計約18,000。導入２年目にして、月間ユーザ数は6,400名以上と、初年度の約3,000名から倍増している。

■導入の背景

　同大学では、学部、学科単位で異なる授業支援システムを導入していたために、以下の問題点があった。

• 機能が限定的であった。
• 導入されていない学部学科では利用できない先生がいた。
• 教員自身で行わなければならないシステム管理作業が多かった。

　それを解決すべく、全学共通のシステムとしてdot campusの採用を決定した。

■dot campus活用事例

　dot campusには、全授業が登録され、どの先生もすぐに利用開始できるようになっている。同大学メディア教育支援室は専任でdot campusの運用にあたり、多くの教員が利用できるように、教員向け講習会の開催、利用していない先生への案内、FAQやマニュアルの公開など積極的に活動している。また、先生からの要請により学生に対しても説明会を実施している。こうした努力により、ユーザ数が倍増した。以下は、特に活用いただいている機能である。

• 配布資料
  　これまで印刷して配布していた手間が軽減され、授業を休んだ学生にも資料を配ることができる。
• Xペーパー
  　昨今懸念されている著作権であるが、閲覧が可能な一方でダウンロード防止機能により、配布資料の著作権を心配しないで使える。
• 小テスト
  　採点の自動化と、学生単位のデータが正確に蓄積されることで、大幅に作業が軽減。手作業によるデータ処理で発生するエラーや受験者数の変動によるマッピング作業から解放された。また、携帯からの利用もサポートしているので、授業中の小テストを利用している先生もいる。
• お知らせ
  　お知らせ送信をメールでできることが大きな改善。特に、携帯にもお知らせ送信できるのが便利。
• 掲示版
  　学生からの要望把握に有効。
• 自己履修登録
  　学生の仮登録機能を利用して、本履修が確定する前の第1回目の講義から活用。

図　dot campus 学生ポータル画面

■大学側からの評価

• dot campus機能
  　先生方は、学期初めの準備作業を除けば、仕事が楽になり、本来の仕事である教育に時間を使うことができると、導入により煩雑な作業が軽減されている点を評価している。（メディア教育情報システムセンター所長　内田啓一郎教授）
• インターレクトのサポート体制

・運用面ではサポート窓口とSEが密接に連絡を取り合っているので、問い合わせへのレスポンスがよいと力強く感じている。

・教員や情報システム推進部からの要望が、新機能として頻繁に取り入れられ、多くのユーザが利用している中で、システムの運用がスムーズに行われている。

・改良に取り組むインターレクトのサポートへの信頼と、開発者に非常に近いことのメリットが大きい。（情報システム推進部メディア教育課　及川一森氏）

■今後の展開

　dot campusのような多機能なシステムを円滑に導入し、利用者数を着実に伸ばしていくには、ユーザーである大学とベンダー間の協力・コミュニケーションが不可欠であるのは言うまでもない。今後も、インターレクトは神奈川大学と協力して全学共通のシステムとしての定着を目指していく。