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日本電気株式会社

東海大学 教育研究システム
導入事例
〜教育の質を高めるICT環境の実現を目指して〜

 東海大学湘南キャンパスでは、約40のコンピュータ教室に約2,200台のPCが設置され、ICTを活用した学習環境を構築・運用しています。しかし、近年はPCの経年劣化による起動時間の遅延や、学生がより興味・関心を持つ新しいICT環境づくり等が課題となっていました。そこで、NECが提供する「ネットブート型シンクライアントシステム」や「大型タブレット端末X-info Table」などを導入、学生の利用環境の向上に取り組みました。

■導入システムの概要と成果

・約2,200台の学生用PCをシンクライアント化

 一斉起動時のレスポンスとCADなど負荷の高いアプリケーション(以下AP)の利用が求められる学生用PCを「Citrix Provisioning Server」をベースとしたネットブート型シンクライアントシステムで一新。PCのハードディスク上にネットブートのイメージをキャッシュする「ReadCacheシステム」の採用によりネットワークやサーバへの負荷を最小限に抑え起動時間を50%短縮、学生にとって快適な利用環境を実現しました。
 また、同環境の運用管理を支援する「System Management for Advanced netboot」の採用により、ブートイメージの自動更新や各PCのAP利用状況把握もできるようになるなど、運用管理工数が約75%も削減されました。

湘南キャンパス コンピュータ教室

・ITを活用した新たな教育スタイルのあり方を追求

 52型マルチタッチディスプレイを採用した大型タブレット端末「X-info Table」や、新しいサービスを創出するタブレット端末「LifeTouch」を導入。多人数参加型の情報収集・共有・分析による学生間、学生・教員間のコミュニケーション活性化等、ICT利活用による次世代の学習環境づくりに向け、講義・ゼミ等での活用を検討しています。

「X-info Table」や「LifeTouch」を活用した次世代の学習環境イメージ

・約50,000IDを統合

 NECの統合ID管理ツール「WebSAM SECURE MASTER」を導入し、教育・研究系と事務系の認証を統合。約5万人分の認証情報を管理できる基盤を構築しました。学生なら教務課、教職員なら人事課といった主管部署での在籍情報システムと自動連携し、利用者の利便性を高めると共に管理業務の軽減を図りました。

■大学からの評価

関連URL
http://www.nec.co.jp/library/jirei/tokai-us/contents.html
問い合わせ先
日本電気株式会社
文教・科学ソリューション事業部
E-mail:webmaster@elsd.jp.nec.com
(アドレスは全角文字で表示しています)
http://www.nec.co.jp/educate/

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