賛助会員だより

日本システム技術株式会社

研究機関としてのプレゼンスを向上させるための基礎となる
研究者データベースシステムの構築
〜同志社大学研究者DBシステムの構築〜

■背景

 同志社大学では、2012年4月より、研究者およびその業績に関する情報について、データの効果的・効率的な活用と、教育研究機関としてのプレゼンス向上を目的とし、「UNIVERSAL PASSPORT EX」による新システムの運用がスタートしました。

同志社大学研究者データベース検索トップ画面

■新システム構築のポイント

 新研究者データベースシステムの構築にあたっては、外部公開画面の英語表示だけでなく、研究業績関連情報の入力にいても、多言語対応を行う他、各業績の公開可否の制御等、「利用者視点に立ったインターフェースの刷新」が、構築におけるポイントでした。また、外部データベースへデータ連携時のエラー修正作業支援機能や、業績書などの帳票作成支援機能など、システム管理者も含めた「利用者全体の利便性が向上するシステム」であることも構築のポイントでした。システム構築期間中、外部公開画面の改良を図りながら、システム利用者の操作性に配慮し、これからの機能については製品に標準機能として採用しました。結果として同志社大学の新システムに対する構築の主要要件が、製品標準機能として実装できたことも、保守運用面において非常に大きなメリットとなりました。

■導入における懸案点

 新研究者データベースシステムは、外部データベースである研究開発支援総合ディレクトリReaDへのスムーズなデータ連携を可能とするシステムを目指しました。ReaDの項目変更が発生した場合でも、変更項目に準拠した新フォーマットに、速やかに対応する保守体制をとっています。構築期間はReaDがReaD&Researchmapとして、再構築されるスケジュールと重なっていました。システム構築と並行していたため、大学担当部課とメーカー側が、共同で情報収集し、ReaD&Researchmapの要件がまとまり次第、製品のリビジョンアップ版を本年度に適用することを予定されています。今後も同様のケースが発生した場合においても、新フォーマットに準拠したリビジョンアップ版の適用により、安定運用を目指しています。

■大学からの評価

 今回のシステム導入により、ユーザインターフェースが大きく変更されましたが、利用する教員の評価もよく、以前より利用者数が向上しています。今後は業績の内容が充実していくことで、研究機関としてのプレゼンス向上の基礎となることを期待しています(研究支援課)。

同志社大学研究者データベース 教員入力画面
問い合わせ先
日本システム技術株式会社(通称:JAST)
(西日本地区)GAKUEN事業部 TEL:06-4560-1030
(東日本地区)文教事業部 TEL:03-6718-2790
E-mail:g−sales@jast.co.jp
(アドレスは全角文字で表示しています)
http://www.jast-gakuen.com

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