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株式会社内田洋行

図書館を、大学生活の中心にするための挑戦
明治学院大学 横浜校舎図書館

■はじめに

 明治学院大学 横浜校舎図書館は、1985年、横浜キャンパス開設に伴いオープンし、30周年の2015年3月、横浜キャンパス向上計画により全面改修。1、2年生中心の図書館として40万冊の蔵書を提供しています。白金校舎図書館では約80万冊所蔵。

<横浜校舎図書館>

■本から人へ、人から人へ。思わぬ“出会い”を生む

 明治学院大学の横浜キャンパス。広大なキャンパスの中心に位置するのが、2015年春にリニューアルされた図書館です。授業やゼミ、サークル活動などを大学生活の中心に据える学生が多いなか「図書館を中心に、様々な体験をしてほしい」「そのためには、どんな図書館が最適なのか?」と議論を重ねた結果、完成した空間です。ラーニング・コモンズ、アクティブ・ラーニングなど、学生たちが主体的に学べる機能を多様に備えながらも、「本に触れる経験も大切にしてほしい」と秋月前図書館長。その象徴ともいえるのが、入り口に据えられた高い書架です。“本の世界に圧倒される”ということが、視覚からダイレクトに伝わってきます。「いまの学生たちは、ひとりではなく自分たちで何かを得ようとすることは得意。それを図書館でも生かしてほしい。パソコンやホワイトボードを使って、ひとりの考えをみんなで共有することもひとつの方法です。学生がその刺激によって成長したり、変わっていくなかで、講義に改革がおこったり、横浜キャンパスの図書館での動きが白金キャンパスにも伝わるといいなと思っています」。

<アクティブ・コモンズ>

 ラーニング・コモンズ、アクティブ・ラーニングの考えを取り入れ、学生たちが主体的に学ぶための「アクティブ・コモンズ」を設置。学生たちが互いに刺激し合いながら学べるよう、可変的でオープンな空間です。

<メインホール>

「メインホール」に置かれた存在感のある書架です。本に触れる機会が少ない学生たちも、別世界に誘われるようなワクワク感が味わえます。

<ブックスケープ>

本との思わぬ出会いが期待できる「ブックスケープ」。“本の森”“本の迷路”をイメージして、360度、取り囲むように書架が配置されています。

<アクティブラボ>

オープンな空間、ガラス張りの空間など、学生同士が意識しなくとも互いの活動を感じ取ることで、刺激し合えます。

<オススメくん>

本についたバーコードと連携。本をかざすと画面に関連書籍が表示される、BOOKコンシェル「オススメくん」です。

「オススメくん」でできること
「オススメくん」のシステム構成図
<りぶら>

軽飲食OK、カフェのような「りぶら」。雑誌や新聞などもそろえて、毎日気軽に学生たちが立ち寄れるような雰囲気づくりもされています。

  明治学院大学 名誉教授
前図書館長
秋月 望氏
問い合わせ先
株式会社内田洋行
高等教育事業部 東日本営業部
E-mail:school@uchida.co.jp
(アドレスは全角文字で表示しています)

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