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日本アイ・ビー・エム株式会社


千葉商科大学
「Windowa95による情報基礎教育用
クライアントサーバーシステム導入事例」



 千葉商科大学では、1996年4月から情報基礎教育の拡充を目指したWindows95*によるクライアントサーバーシステムを稼働しました。
 同大学では95年4月に汎用機による教育用システムを刷新し、RS/6000とDOS/V、Windowsによるクライアントサーバーシステムを導入しております。
 また、同時にIBM COSにより学内の基幹FDDIの敷設とインターネットへの接続を行うとともに全学生(7、000人)のIDを登録し、インターネット教育を推進してきました。


教育内容と目標

 千葉商科大学では95年4月に新学長として慶應義塾大学名誉教授・加藤 寛氏をお迎えし、新しい時代に向けた大改革を実施しています。
 そのひとつが「大学版PL法」と呼ばれるもので、「大学もPL(製造物責任)の考えから卒業生に対する品質保証をすべきであり、能力が足りない場合には大学が再教育を行う」ことを明言したものです。その基準としては簿記会計、英会話、情報処理が考えられており、この大改革の第一歩として今年度から情報基礎を新入生の必修科目としました。
 情報基礎の目的として従来からワープロ、表計算等のスタンドアロン・アプリケーションの教育が行われてきました。これらに加え、電子メール、ネットニュースを使った情報収集、さらには学生が自らサーバー上にホームページを作成し、学内外に対して情報を発信することを目指しています。


システム概要

 95年に構築したシステムは、82台と26台のデスクトップPCの教室と研究室のPC、あわせて約250台がネットワークに接続されています。
 サーバー群としてはメールサーバー、ニュースサーバー、アプリケーションサーバーとして3台のRS/6000が設置されています。
 今回導入のシステムは、ThinkPad760C×62台のPC教室が2教室とホームページ作成用の大容量ファイルサーバー、学園全体にサービスを行うDNSサーバーからなり、次のような特長があります。

●Windows95によるPC教室

 SVGAの画面をもつThunkPad760CにWindows95を搭載し、TCP/IPによりLaMail*やNetScape*等のインターネット・アプリケーションを稼働したり、IPXによりNetWareサーバーやUNIXファイルサーバーを利用可能な、快適なクライアント環境を構築しています。

●高速なネットワーク接続

 室のPCは10台ごとにスイッチングハブに接続され、100Mbps Ethernetにより基幹FDDIに接続されており、教室内から学内外ネットワークを快適に利用することができます。

●大容量かつ高速なファイルサーバー

 ホームページ作成用ファイルサーバーは56GBの容量を持ち、DNSサーバーとともに教室内からの負荷の集中に備え、直接100Mbpsで基幹に接続しています。


弊社の事業内容

 弊社は総合ソリューションベンダーとして、ハードウェア・ソフトウェア・システム保守だけでなく、ネットワーク機器販売・ネットワーク設計・ネットワーク工事といった分野にも多くの実績を有しております。
 また、コンサルテーション・トータルシステム設計・運営支援・アウトソーシングなどのサービス分野に対して数多くのスペシャリストがおり、多くのお客様にサービスをご提供しております。
教育用クライアント/サーバー・システム



問い合せ先
  東京都中央区日本橋箱崎町19-21
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  文教システム事業部
  担当 山本 TEL:03-3808-9386


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