社団法人私立大学情報教育協会

平成17年度第3回歯学教育IT活用研究委員会議事概要

機テ時:平成17年9月20日(火)午後5時から午後7時まで

供ゾ貊蝓Щ箴雍┿務局会議室

掘ソ仞兵圈Э生彊儖長、松久保、那須、小菅、岡本、河合、上村各委員、 森實アドバイザー、荒谷氏、榎田氏(松下電器)、井端事務局長、木田

検ジ‘せ項

1. 4大学間による遠隔授業実験について

(1)環境について

12月12日に実施を予定している大阪歯科大学、東京歯科大学、日本大学松戸歯学部、愛知学院大学間の遠隔授業実験に向けて、各大学の機材環境、ネットワーク環境の確認を行った。まず、東京歯科大学、日本大学松戸歯学部では、学内にPolycomが設置されていないことから、松下電器産業株式会社より機器を借用することが確認された。また、大阪歯科大学の所有するPolyocomの機種はViewStation128であるが、資料配信機能が搭載されていないことから、別途対応機種を松下電器産業株式会社より借用することにした。また、愛知学院大学の所有する機種はVSX4000であり多地点接続機能を搭載していることから、拠点校を担当いただくことが改めて確認された。

ネットワーク環境については、各大学とも学内ネットワークを活用するが、東京歯科大学はファイアウォールの設定が必要であることから、松下電器株式会社に事前調査を依頼することとした。

また、実験に先駆け、各大学は10月中に事前に愛知学院大学間と接続試験を行うこととし、その際ネットワークの速度に問題がある場合には、Bフレッツの仮設することを検討することにした。


次に、神原委員長より、口腔衛生学に限らず、歯科理工学、矯正学等他科目の遠隔授業実験を実施することが提案された。大阪歯科大学と愛知学院大学間では、歯科理工学の遠隔授業を今年度内に実施する予定であるが、2大学間に限らず、委員校で参加可能であれば、積極的に参加いただきたいとの説明がなされた。

(2)報告書の内容について

前回の委員会で、事務局より18年度11月に報告書の発刊を予定している旨の説明がなされた。それを受けて前回配布された私立大学教員による授業改善に関する調査歯学担当教員の回答結果に基づき、興味深い回答をされた教員を抽出することとしたが、データが膨大であるため、神原委員長より前回のデータを再整理する必要があるとの提案がなされた。それを受けて、事務局は具体的なIT活用方法が叙述されている教員のデータを中心に再整理することになった。また、藤井委員、河合委員より、それぞれ日本大学松戸歯学部の城座映明氏、松本歯科大学の永澤栄氏の取り組みについて推薦がなされた。

次に、神原委員長より、Web上の歯学教育用コンテンツに関して下記の旨の話題提供がなされた。

GoogleやYahooの動画・画像検索機能を用いて歯学関連用語を検索にかけたところ、様々なサイトに教育に有用な動画像が膨大に掲載されていることがわかった。これらを授業でうまく活用すれば、学生に対する知識の伝達は容易になり、さらに将来的にWeb上に偏在するコンテンツの統合化が進めば、知識の伝達は学生の自習に任せることが可能となり、現状の講義主体の授業からディスカッション主体の授業へと変容することができるのではないか。

次に、森實アドバイザーより、前回紹介いただいたBritish Medical JournalのABC of learning and teaching in medicineの内容について説明いただいた。ここでは、複雑系の教育への応用、学習科学の成果の導入、カリキュラムデザイン、PBLを中心に紹介いただいたが、詳細については下記URLを参照されたい。
http://www.kdcnet.ac.jp/naika/cme/educate/index.htm

以上を踏まえ、報告書の方針としては、コア・カリキュラムの到達目標を達成するために有効な授業モデルを報告することとし、具体的には今回の遠隔授業実験、多様なコンテンツを活用した自学自習モデル、さらに調査回答結果より優れた授業を実践されている方の事例の報告も検討することとした。

そのため、次回委員会では、報告書における授業モデルの検討材料として、調査回答結果を整理・分析することとした。