社団法人私立大学情報教育協会
平成17年度第1回経営工学教育IT活用研究委員会議事概要

T.日時:平成17年6月21日(火)午後6時から午後8時まで

U.場所:私情協事務局会議室

V.出席者:渡辺委員長、越島、玉木、細野、冬木各委員、井端事務局長、木田

W.検討事項

議事に先立ち、事務局及び玉木委員よりコンテンツ標準化検討委員会により作成された冊子「教育改革を目指したeラーニングのすすめ」について説明がなされた。本冊子は、大学におけるeラーニングの普及・啓発を目的として作成されており、文章表現も極力学術的用語を用いず、大学の経営層が読んでも理解できる内容に取りまとめている。また、これまで日本で刊行されてきたeラーニングに関する書籍は、必ずしも高等教育に限らず、企業内研修を対象として書かれてきたので、純粋に高等教育のみを対象としたのは、本冊子が日本初と言える。


冊子の具体的な内容を見ると、第一部では、全体的な要点が整理され、第2部では、eラーニングの定義、授業事例、導入レベル別授業モデル、導入に向けた自己点検表が掲載され、第3部では、eラーニングを導入する際の、教員、大学当局それぞれの配慮すべき留意点、教材作成の留意点が掲載されている。

1.求められる経営工学履修者の人材像について
「MOTイノベーション−進化する経営−」岡本史紀著)の表6.6〜6.10に基づき、委員各位より経営工学出身者の人材像を持参いただいたが、項目が限定されていたために、却って具体的な人材像を創造できないとの意見があった。また玉木委員より、MOTに関する