基礎講習Cグループレポート

第1グループ 寸評【学生の自立力・コミュニケーション力育成のための理想のプログラムづくり】

 奨学金業務など周知済みの情報が学生に伝わっていないなど、学生への情報伝達の問題を、訴求力ある情報発信と学生の情報取得力の両面から捉えて、最終的には、学生の情報選択能力の問題に焦点を当てて議論した。そして、情報活用能力の養成には、学生の自立力とコミュニケーション能力の育成が重要であるとして、創造技法を利用したアイディア出しと目的整理を行った。提案は、入学時のグローアップシート作成、2、3年次の企画立案演習、4年次の後輩指導と、継続的指導により育成する必修科目に構成した。討議では、情報訴求力への問題指摘から、学生主体の大学づくり、学生のコミュニケーション能力へと、議論を重ねるうちに大学の本質的な課題に近付くことができた。

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第2グループ 寸評【最高の学生生活を! ~学生が行きたくなる大学づくり~】

 大学の学生に対する情報提供の不足や共有すべき情報の不徹底は大きな問題であり、学生満足度の低下を招いている。情報所在の明確化によって、学生は必要なときに必要な情報が得られストレスのない学生生活を送ることができる。さらに、学生が行きたくなる大学へと変貌するには、教職員と学生のつながりを深めて双方向コミュニケーションを成立させなければならない。その方法として、FACEBOOKなどのSNSを活用したサポートネットワーク構築を提案した。これらの施策により、学生、教職員間のコミュニケーションは従来の閉鎖的・限定的なものから活発なものに変化し、その活発なコミュニケーションが大学に改善と改革をもたらして、学生ニーズに応える大学に進化することができるとした。

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第3グループ 寸評【学生対応力の強化 ~学生の自己実現のために~】

 教職員間の連携が取れていないために学生対応に差が生じており、そのために学生の意欲低下や退学者の増加が起こっている。この認識に基づき、学生対応力を強化する方策を検討した。学生対応力強化には、教職員が一体となって学生対応する心構えとその準備が必要であり、そのための研修プログラムと意識統一のための広報活動を提案した。次に、サービス・サポート向上の施策として、インターネットによる広報充実化、相談窓口の設置など、学生との接点拡充を提案した。学生対応力は、教職員にとっての基礎力であって、それを獲得した教職員が推進するFD活動によって大学の組織的な学生対応力が発揮され、同時にその活動を通じて教職協働が推進される。そして、学生が自己実現することのできる理想の大学に近付けるのではないかと結論付けた。。

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第4グループ 寸評【教育環境を充実させることによって魅力ある大学をつくり、学生の満足度を上げる】

 大学におけるハード、ソフト両面からの総合的な学びの場を「教育環境」と位置付けて、その充実化の方策を検討した。教学部門から管理部門まで、参加者の所属は幅広く、共有された大学・職場の問題点は多岐に亘るものとなった。そのため、それらの問題を包含した間口の広いテーマとして、学生満足度の向上をキーワードに、そのための教育環境の整備と導入手段およびそこでの課題を検討した。創造技法を用いて集約されたアイディアは、それぞれの目的に応じて、授業、環境、設備に分類され、大学の教育活動を網羅する提案となった。そして、そのそれぞれの活動について職員には主体的な取り組みが求められるとともに、教員、学生からの確実なフィードバックによって見直し・改善のサイクルを構築することが重要と結論付けた。

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