初対面の人と会ったとき，その人について全く予備知識がなかったら，私達は一体何によって相手を判断するのでしょうか。それはもっぱら，第一印象によるといわれています。そして，よい第一印象を与えるための大切な要件が身だしなみであるといえるでしょう。つまり，患者さんは，私達の動作，服装，身なりといった外面的な部分を観察して，私達の，ひいては病院・薬局の第一印象を決めているといっても，過言ではありません。それだけに私達薬剤師にとって，おしゃれといえは，まず身だしなみを考えるべきでしょう。私達の職場は，薬という人の生命に直接関係するものを扱う性格上からも，清潔さには，特に細心の注意を払わなければなりません。いくら着かざったりお化粧をしていても，またいくら愛想のよい態度で接しても，不潔感が漂うようでは，薬剤師の権威は保てません。患者さんが好感を持ち，安心感を与えられる身だしなみを常に心がけたいものです。