平成25年2月26日〜28日 大阪経済大学で開催をいたしました
57名(43大学、2短期大学)の参加をいただき、ありがとうございました

開催趣旨

 文部科学省中央教育審議会の答申によれば、「教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、相互の刺激を与えながら知的に成長する場を創り、学生が主体的に問題を発見し、解を見いだしていく能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換が必要である」との見解が表明されていることに鑑み、本講習会では、ICT(情報通信技術)を活用した双方向授業を実現するための教材作成や授業設計の技能や知識の習得を目的とする以下の3つのコースを設定します。
 参加希望者は、それぞれのコースの参加要件に基づき受講希望コースを選定の上、お申し込み下さい。

 文部科学省中央教育審議会の答申は、下記リンクからご確認下さい。
 『新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ〜(答申)』

開催日程

 平成25年2月26日(火)〜28日(木) 10:00〜17:00

会場

 大阪経済大学(大阪府東淀川区)
 ※会場に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。

対象者

 情報通信技術を活用した授業改善に関心のある私立大学の教員(助教含む。職員は対象外です。)

共通講義「ICTを活用した双方向授業の例」

 授業を効果的に行うためにICTをどのように活用できるのか、授業での事例を通して可能性と課題について体験を踏まえて説明します。その上で「教員が教える授業」から「学生が能動的に学ぶ授業」を実現するための授業のマネジメントや環境などについて理解を共有します。
  「情報通信技術を活用した授業を考える」 上智大学理学部教授 田宮徹氏
  「アクティブ・ラーニングを手法とした授業」 大阪経済大学情報社会学部長 家本修氏
  「予習・復習を前提とした授業:ICTで学修時間を補完する」 名古屋学院大学経済学部教授 児島完二氏
  「大人数・大教室における理解度把握・双方向授業を、クリッカーで。」 立正大学副学長、経済学部教授 今井賢氏
  「能動的学びを実現する「話し合い学習法」と学習支援ポータルシステムを用いた質保証への取り組み」 事例ビデオ(創価大学教授高木功氏)
  「高等教育における著作物の利用」 神奈川大学大学院法務研究科教授 中村壽宏氏

関連情報
「質保証を目指した教育改革」をテーマした教育改革ICT戦略大会の開催報告(大学教育と情報2012年度No.3)
右記URLに掲載しております。http://www.juce.jp/LINK/journal/1301/07_04.html
関連ビデオオンデマンドはhttp://www.juce.jp/ondemand/index.htmlから利用が可能です(学校法人単位で有料申込が必要)

コースのプログラム

プレゼンテーションコース

 <到達目標> パワーポイントの使用を前提として、アクティブ・ラーニングを見据えた教材作成と効果的な授業の構成法の習得を目指します。

※ 本コースを希望される方は、プレゼンテーションソフトを日常的に利用できる程度の技能を前提とします。本協会のWeb上で実施しているe-ラーニング(無料)の内容を事前に学習いただくことも可能です。
※ 使用ソフトは、PowerPoint 2010とします。

(1日目)到達度:基本的なプレゼンテーション技術を確認する。
    実習:パワーポイント基本技術の確認
    演習:授業計画づくりの説明
    演習:双方向授業・能動学修に向けた授業計画作り

(2日目)到達度:パワーポイントをフルに活用できるようにする。
    実習:画像、動画、音声の編集と取り込み
    実習:リンクの活用
    演習:模擬授業のピア・レビュー
     
(3日目)到達度:自分なりの授業スタイルを獲得する。
    実習:ピアレビューをもとに模擬授業の修正
    実習:事前・事後学修に向けたプレゼンテーションの公開技術
    発表:模擬授業の発表

プレゼンテーションアドバンスドコース

 <到達目標>  知識の理解と定着を効果的に促進するため、アクティブ・ラーニングを見据えた新たな視点によるビジュアルプレゼンテーション技法の習得を目指します。

※ 本コースを希望される方は、プレゼンテーションソフトを日常的に利用できる程度の技能を前提とします。
※ 使用ソフトはPowerPoint 2010、Prezi、BB FlashBackとする。

(1日目)到達度:様々なプレゼンテーションテクニックを知る。
   講義:各種プレゼンテーションメソッドの紹介
   実習:自分の資料を各種プレゼンテーションメソッドでアレンジ
    
(2日目)到達度:ダイナミックなビジュアルプレゼンテーション作成技術を獲得する。
   講義:プレゼンテーションのビジュアル化の方法
   実習:Preziを用いたプレゼンテーションの作成

(3日目)到達度:アクティブ・ラーニング実現に向けたコンテンツ活用技術を獲得する。
   実習:事前・事後学修に向けたコンテンツの録画・公開・共有
   実習:アクティブ・ラーニングでのコンテンツ利用

授業デザインコース

 <到達目標> ICTを用いた双方向授業の設計と授業の進め方について、学生が能動的に学ぶ授業を実現するための基本知識と技能を深めることを目指します。

(1日目)到達度:アクティブ・ラーニングを理解する。
    講義: 双方向授業・能動学修に向けた授業デザインと模擬授業の紹介
    演習: 授業デザインをイメージさせる    

(2日目)到達度:アクティブ・ラーニングに向けた授業を構想する。
    演習: アクティブ・ラーニングをもとにしたグループ学修体験
    演習: 授業デザインをイメージさせる

(3日目) 到達度:構想したアクティブ・ラーニングの授業に取組む。
    講義: アクティブ・ラーニングに必要な科目連携とICT環境及び支援体制
    実習: 構想したアクティブ・ラーニング授業計画の作成
    発表: 作成した授業計画の内容紹介と相互評価

募集定員(予定)

プレゼンテーションコース 50名
プレゼンテーションアドバンスドコース 50名
授業デザインコース 50名

参加費

加盟校一人当たり・・・・・\43,000 
非加盟校一人当たり・・・\64,500 
私情協加盟校の確認は、こちらをご覧ください。

申込方法

申込用紙に必要事項を記入の上、当協会事務局までFAX送信をお願いいたします。

※申し込み締め切りは平成25年2月18日(月)必着とします。
※申し込み者多数の場合は、先着順とさせていただきます。申し込み状況は本講習会Webサイトに掲載します。

参加費振込

下記口座に2月20日(水)までに参加費をお振込み下さい。振込の延長は担当の野本までご連絡いただければ対応致しております。
  りそな銀行 市ヶ谷(いちがや)支店
  普通口座 0054409
  私情協(シジョウキョウ)

※振込手数料は申込者でご負担願います。
※2月20日(水)までにキャンセルの連絡をいただいた場合振込手数料を除いた参加費を返金いたします。それ以降のキャンセルはさらに実費(テキスト代等)もご負担いただきますのでご了承下さい。

e-ラーニング事前講習

■ 講習期間: 平成25年1月10日より、3月31日まで
■ 講習内容: プレゼンテーション作成技法入門(PowerPoint2007/2010)
■ 受講方法: ご希望の先生は下記Webサイトより受講登録をし、個人で学習していただきます。なお、必要に応じて当協会の運営委員より助言を行います。
          e−ラーニング事前講習はこちら
■ 受 講 料: 無料

お問い合わせ

お問い合わせは電話またはmailにてお願いいたします。

公益社団法人 私立大学情報教育協会事務局
TEL:03-3261-2798 FAX:03-3261-5473
102-0073 東京都千代田区九段北4-1-14 九段北TLビル4F
E-mail: info@juce.jp

 

 

 

公益社団法人 私立大学情報教育協会 FD情報技術講習会運営委員会