表情は心を写す
目は心の窓といわれますが,患者さんに対して個人的感情をムキ出しにすることは厳に慎まなければなりません。職場の人間関係,家庭内での問題等で心が動揺することもあるでしょう。
しかしそこはプロです。どのような心理状態にあっても、接客時には自分を抑えて、快く患者さんを迎える気持ちの切替えが接客にも必要です。患者さんは、薬剤師の個人的な心理状態に関わりはないのです。それどころか,薬局にとって大切な患者さんに、納得のいかない態度で接すること自体、薬剤師としての資格が問われても仕方のないことです。どのような感情の起伏があろうとも、それを薬局に持ち込んではならないのです。せっかく欲しい薬を手にして満足している患者さんに対して、感情ムキ出しの接客をしたために、薬局への不信が生まれることを、薬剤師として常に考えておきましょう。自分を抑えて患者さんのためのサービスをすることが保険調剤に携わる薬剤師の技術です。