処方箋を持参した患者さんへの対応
処方せんを持参した患者さんの心は,病気に対する不安と,早くお薬を服用して楽になりたい気持ちでいっぱいのはずです。ですから患者さんが来られたら,まず患者さんの気持ちを楽にするように仕向ける事が大切です。
      「椅子にお掛けになってお待ちください」
といった,いたわりの言葉をかけて,患者さんの心を和らげてあげてください。お薬を渡すときに忘れてならないのは,服用上の注意事項をわかりやすく説明する事です。このとき,お薬を薬袋から出して,患者さんに見せながら説明してあげてください。このことは,薬剤師にとっては,調剤したものを,もう一度確認することにもなりますので,是非忘れないようにしましょう。また,お年寄りの患者さんには,大きな声で,ゆっくり,はっきりと,患者さんが納得される まで何度でも説明してあげましょう。そして, 患者さんが薬局を出るときには,
      「お大事に」
の一言を忘れないようにしましょう。